2012年04月28日

毒草を食べてみた

 植松黎さんのエッセイです。多種多様な毒草の紹介が書かれた本です。

 タイトルに惹かれて読みましたが、全て食べてみた訳ではありませんでした(そりゃそうだ)。本当に一部だけ。
 毒とは恐ろしいものだと昔から思っていましたが、その印象は変わらず、むしろ強まりました。この本を読んで自然の脅威、神秘を感じることができました。

評価:B
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2012年04月27日

はじめての部落問題

 角岡伸彦さんの本です。加古川市の非差別部落に生まれた筆者が自分の思うままに部落問題について書き綴っていらっしゃいます。

 部落問題、とは不思議な響きです。近いような、遠いような感じがして。自分達の身近なところにあるのに、私達の世代では差別を実感することがありません。私の友達の一人は、本書でも指摘していたように「寝た子を起こすな」論を唱えています。それだけなら良いのですが、「知ってしまったから」と開き直って差別をしています。彼がこの本を読んだらどう思うのでしょうか。
 部落内外、全ての人に読んでもらいたいと思う本でした。

評価:B
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2012年04月14日

世田谷一家殺人事件  侵入者たちの告白

 齊藤寅さんのノンフィクションです。

あらすじ
 2000年12月30日に起こった世田谷一家殺人事件。平穏な生活を送っていた家族を突如襲った犯罪者。未解決のこの事件の真相に、フリーライターの筆者が迫る。




 現実にあった悲惨な事件のルポです。
 インターネットで調べてみると、あまり評判はよろしくないようです。囁かれているように、内容に虚偽があるとしたらそれは本当に大問題。ノンフィクションというのは、小説ではないので筆者にも相応の責任が生じると思うのですがね……。
 犯人達の会話や心情を想像して小説のように書いているところも気に入りませんでした。こういうのは、「小説と思えば許せる」というものではありませんから。

評価:E
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2012年02月29日

B級グルメが地方を救う

 田村秀さんの本です。

 食文化の紹介本なのか経済振興の本なのか、見分けがつきにくいですが、前者として読んだ方が比較的すっきりすると思います。
悪くはない本ですが…ただどっちつかずと言う感が否めません。読んでいて美味しそう、と言う気持ちも湧きませんし、うちの町もこうしたら良いのに、と言う気持ちも湧きませんでした。薄い本だったから良かったのですが、あまりにも長かったら放り出していたかもしれません。

評価:C
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2012年02月23日

柏原市史第二巻 本編(T)

 柏原市史編纂委員会による柏原市の資料です。第二巻では柏原市の自然及び古代〜中世の柏原が書かれています。私が興味があるのは弥生〜平安なので市史の中で一番よく読む巻です。
 竜田越えのルート考察・竹原井離宮の場所考察については特に熟読しました。今一番興味を持っているのが竜田越えですので。
 地歴部で「大和路を行く」というテーマで取材旅行を企画しているので、その下調べにも役立ちます。
 古墳のことも大変興味深い。柏原の平尾山千塚、八尾の高安山古墳群、羽曳野・藤井寺の古市古墳群など、あの辺りは多種多様な古墳がたくさんあって本当に面白いです。「双円墳(ひょうたん形)」「前方後方墳」というのもあるということが分かりました。古代史というのは知らないこと・分からないことばかりなのでロマンがありますよね。

 私、古代が歴史の中で一番好きだと言うと皆に不思議な顔をされます。確かに、私の周囲には戦国ファン・幕末ファンを始めとした近世・近代が好きな人が多いです。彼ら彼女らは「想像できるから」と言っていますが、古代も想像すると結構楽しいと思うのですが…。

評価:A
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2011年12月27日

テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅

 野田隆さんの本です。鉄道ファンが如何に鉄道を楽しんでいるか熱く語っておられます。

 大掃除の合間に読んだ本です。
 とにかく筆者の鉄道愛がよく伝わってきました。が、極端な例ばかり挙げているのが気になります。テツへの異端視が強まるのではないかなぁ、と少し心配です。

 鉄道ファンを自称する私は常に鉄道写真を撮りまくっているわけではありませんし、いつも胸を高鳴らせながら列車通学をしている訳でもありません。鉄道以外の風景写真もよく撮りますし、鉄道以外の本も読みます(このブログ自体「鉄道ブログ」ではなく「読書感想ブログ」ですし)
 「テツは〜する」という書き方が、全ての鉄道ファンがこうである、と言っているように聞こえます。しっかりと読むと筆者はそう言いたいのではない、と分かるのですが、書店で流し読みされた場合、誤解される可能性が高いです。

評価:C
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2011年12月24日

世界の日本人ジョーク集

 早坂隆さんの本です。

 日本を中心に、世界の国々の気質や特徴を皮肉ったジョークを集め、それについての考察が書かれています。
 これは昨日伯父に貸してもらい、読んでいる途中の小説を中断して読みました。笑えるだけでなく、世界から見た日本がよく分かり、とても興味深かったです。
 成る程と感嘆する物、うむと首を傾げる物、笑いを誘う物と色々ありました。軽く読める、気分転換に丁度良い本です。

評価:B
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2011年08月15日

月光ゲーム

 有栖川有栖さん原作、鈴木有布子さん画の漫画です。収録作品は『月光ゲーム』『殺刃の家』です。


あらすじ
『月光ゲーム』 江神二郎ら、推理小説研究会は矢吹山にキャンプをしに来た。そこで一緒になったのは雄林大学や神南学院短期大学の面々。彼らは意気投合して仲良く一日目、二日目を過ごすが、やがて失踪者や他殺体が出てくる。推理研の一人・有栖川有栖は自分が恋いこがれている相手・姫原理代が殺人者ではないか、と疑問を抱く…。

『殺刃の家』 有栖川有栖は先輩の江神二郎らに自身が書いた推理小説を見せる。その小説は、「豪邸にて日本刀による殺人が起こる」というものであった…。




 『月光ゲーム Yの悲劇'88』の漫画版です。久しぶりに漫画を読みました。
 やはり原作の方が良いです。あの解決篇の重さは漫画で書く事は出来ないでしょう。それに、省略されているシーンも多々ありますしね。十七人も登場人物がいるので、顔を覚えるのに一苦労です。小説なら名前だけなので、覚えやすいのですがね…。

 短編『殺刃の家』はいかにも漫画らしい作品です。これは小説のコミカライズ版ではなく、書き下ろしなのでしょう。こちらもそれなりに楽しめました。

評価:B
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2010年10月25日

地球はふるえる

 今日は根本順吉氏の『地球はふるえる』という本を紹介します。1980年に書かれた地球寒冷化について解説した本です。この頃は氷河期が来るという話がはやっていたそうです。
 一応少年(12〜16)向けの本なのですが、結構難しかったです。最後の方の星の話などは完全に理解できませんでした。

 前書きに「疑いつつ読んで欲しい」と有ります。この姿勢こそ私は大切だと思います。地球温暖化問題について新聞の情報を鵜呑みに、またネットの情報を鵜呑みにしている人が多いです。そういう状況の中では疑うことが大切です。断言していないというのも良いですね。工学者のT氏のように断言してしまうと外した時、恥をかきます。ちなみにこの根本順吉氏は氷河期の到来という意見から、太陽の活動の活発化による温暖化、と真逆の意見に変わっています。 臨機応変に意見を変えることが出来るという面は見習わないといけませんね。池田清彦氏は根本順吉氏を世間の論調に従っているだけ、という風に書いていますが、決してそういう訳ではないと思います。もしそうなら二酸化炭素増加による地球温暖化という意見になるはずです。池田清彦氏は根本順吉氏の著作を読まずにそう書いたと思われます。



しかし
この本は少年向けの読み物としては駄作でしょうね。最終的に何が言いたいのか分からないのです。
全体的に地球寒冷化の恐怖を煽っていますが、最後に二酸化炭素が増加すると悲劇が起こるということを書いているのです。

評価:C
posted by みさと at 22:13| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(小説以外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする