2017年05月04日

まひるの月を追いかけて

 恩田陸さんのミステリ小説です。

あらすじ
 異母兄の研吾が奈良で消息不明になった。ほとんどあったこともない研吾の恋人に連れられて、私は奈良へと旅立った。旅が進むにつれ、事実が少しずつ明らかになっていく。虚偽と真実が入り混じる旅の中、私は――。




 奈良を舞台にした恩田さんの小説ということで読んでみました。設定だけを聞くとありがちな二時間ドラマのような感じがしますが、陳腐にならず、見事に恩田ワールドになっていました。さすがです。
 知ってる風景が多く出てくると、なかなか物語に現実感が出てきて不思議な感じです。しかもそれが、少し幻想的な恩田作品なだけに、なおさら……。

評価:B
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2016年10月01日

猫と針

 恩田陸さんの小説です。

あらすじ
 高校時代の友人の葬式の後、高校の映画研究会の同級生四人が集まった。久々に集まった面々は四方山話に花を咲かせるが…。




 「人はその場にいない人の話をする」というテーマのお話です。実際面と向かった相手の話題を出すのってやはりどこか抵抗がある感じはします。第三者について話す方が比較的遠慮なく、おしゃべりを楽しめるのでしょうね…。
 さて、この小説は恩田陸さんが書いた戯曲の脚本です。実は私はもともとこれを、恩田さんが戯曲の台本を書いたという小説で、戯曲自体が架空のものだと思っていました。キャストの女優さんの名前をグーグル検索して初めて劇団や戯曲が実在のものと知ったのです。さらに、劇中でさらに劇を作っているという描写があるので実世界と劇のあわいが曖昧になったような感じがします。噂話という主題の特性も虚構と現実の曖昧さに拍車をかけています。
 形だけを見れば恩田作品の中では異色ですが、中身や手法を見れば恩田ワールド炸裂ですね。

評価: B
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2016年06月27日

麦の海に沈む果実(再)

 恩田陸さんの長編小説です。

あらすじ
 二月の末日、青の丘にある全寮制の学園に転校してきた理瀬。そこは、三月しか転入生を受け入れてこなかった「三月の国」で会った。至れり尽くせりの教育を受けられる一方、自由な外出もできず、半ば学園内に隔離された状態になる者も多い。ある者にとっては「養成所」であり、ある者にとっては「墓場」であった。




 丁度5年前、中学時代に読んでいたく気に入った本です。ミステリ要素をふんだんに含みながらも少し現実離れした雰囲気に包まれた一冊です。
 5年前、理瀬と同世代だった自分も、はや大学生。また当時と違った風に物語を読むことができました。理瀬たちの若さ、幼さ、そして、それらが持つ甘いようなほろ苦いような、まっすぐ見るのが恥ずかしいような感情。これらは彼女らと同世代では気づきにくいものだと思います。
 またこの小説の魅力は、キャラクターの魅力にも直結しているような気がします。普段前面に出ている恐れの感情から芯の強さ垣間見ることのできる理瀬。ある意味で「正しい」クールキャラ・黎二。その他にもヨハン、憂理、聖……。登場人物の一人一人が個性的で愛着がわきます。孤立した学園都市、という要素だけでどこかワクワクしてしまいますが、そこに暮らす人々が魅力的なら、なおさら……。

評価:A
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2016年03月04日

私と踊って

 恩田陸さんの短編集です。収録作品は『心変わり』『骰子の七の目』『忠告』『弁明』『少女界曼荼羅』『協力』『思い違い』『台北小夜曲』『理由』『火星の運河』『死者の季節』『劇場を出て』『二人でお茶を』『聖なる氾濫』『海の泡より生まれて』『茜さす』『私と踊って』『東京の日記』『交信』です。

あらすじ(表題作)
 私は辛気臭い黒いワンピースを着てパーティ会場で壁の花となって突っ立っていた。不意に一人の少女と目があった。彼女はまっすぐに私に近づいてきて言った。私と踊って。私は彼女に連れられて廊下に出た。壁の下半分にある窓から差し込んだ陽射しが、廊下に光のステージを作っていた…。




 前期試験終了後早々の読書。試験会場からの帰り道に読み始めました。どんだけ読書に飢えててんって感じですね笑。
 短い作品ばかりですが、恩田ワールドを十分に楽しめました。
 『心変わり』。サスペンス感のある短編。純粋に面白かった。こういうできすぎた感じの話、長編だとイマイチなことが多いですが、短編だと面白くなる不思議。そう言えば、私ばかよね、って歌謡曲ありましたね。
 『骰子の七の目』『東京の日記』はちょっぴり社会風刺めいたSF。結構シャレにならない? こんな世界が来なけりゃいいな、と心底願うばかりであります。
 『忠告』『協力』の連作は中々お気に入り。結構怖いね。動物と喋りたい気持ちもあるにはありますが、喋れないからこそ可愛がれるのかも、などと思ってしまいました。
 『弁明』。『中庭の出来事』の裏話らしいですが、そちらを読んでいないので筆者の意図はつかめていないかもしれませんが、どこか臨場感があって好きです。暗い部屋、スポットライトに照らされた女の子が物慣れない様子でぽつりぽつりと喋っている様子が目に浮かびます。
 『少女界曼荼羅』。不思議な世界観です。諸星大二朗の漫画にありそう。
 『思い違い』。恩田さんがこれを書いた気持ち、なんとなく分かります。お店とかでふと耳に入ってくる話を聞いてしまうってたまにありますよね。あんまり行儀は良くないでしょうけど…。
 『台北小夜曲』『火星の運河』。幻想的でノスタルジック。こういう雰囲気好きやなぁ…。台湾に行きたくなりました。
 『理由』。短いオチ話。童話みたいやけど、よくよく考えたら怖いよ…。
 『死者の季節』。言葉にするって呪いって本当にそうですよね。実話怪談なんですね。怖。
 『劇場を出て』。短くまとまった、意図がはっきりした作品。J-POPの歌詞にありそうな内容です。
 『二人でお茶を』。こういう話ってありがちと言えばありがちかもしれませんが、書く人によってその人のカラーが出るのが面白いですね。
 『聖なる氾濫』『海の泡より生まれて』『茜さす』。写真シリーズとでもいうのかな。それこそ写真的というか、ものすごく視覚に訴えてくるシリーズです。それも、セピア色のフィルターをかけて見ているみたいな感じです。
 『私と踊って』。ノスタルジックで綺麗な作品です。
 『交信』。幼い頃に読んだ手塚治虫の漫画を思い出しました。はやぶさ帰還の記念作品なんですね。

評価:B
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2012年12月08日

禁じられた楽園

 恩田陸さんの長編ホラーです。

あらすじ
 若き天才美術家・烏山響一が作成したDVD「カーテン」は爆発的に売れたが、それにもうこの世にいない死者が写っているという噂が流れた。
 平口捷は大学生。彼は烏山響一と同じ講義を受けている。彼はあることから響一に目を留められ、和歌山・熊野にある彼のプライベート・ミュージアムともいうべき野外美術館に招待される。
 その同時期、香月律子も同じように響一に招待され、捷とともにインスタレーションを回ることとなる。
 捷も律子も、心の底をえぐる恐怖が待ち受けているとは知る由もなかった……。




 読んでいてこれほど恐ろしい小説は久しぶりでした。非常に巧く人間心理を突いているなと思いました。インスタレーションの描写がはじまったあたりから手が離せなくなりました。特に「柔らかいラビリンス」はこの上なく怖かったです。そこからはじまる継続し続ける恐怖……山や谷があるのではなく、じっとりと継続する恐ろしさで片時も落ち着くことができませんでした。
 互いに好感を持ちながら、恐怖に向かっていく。そんな捷と律子は見ていて勇気づけられました。
 最終場面に「彼女」が登場したのに、そして「彼女」の行動に面食らいましたが、これはこれで良かったと思います。余韻の残る終わり方……。
 ちなみに、一つ気になったのは文章が傾いていることですね。普通の文章のように紙面に平行ではなく、少し斜めになっています。私が読んだのは文庫版で、ハードカバーがどうなっているのかは分かりませんが。

評価:A
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2012年10月05日

MAZE

 恩田陸さんの長編小説です。

あらすじ
 西アジア・イラクとの国境付近に、一本の谷間しか入り口がない盆地がある。その盆地には一旦入ると出てこられない人が多くいると言われる奇妙な白い建物がある。満たち四人の男は盆地に滞在し、建物の謎を解き明かそうとするが……。




 読んでいて引き込まれ、一気に読み終えてしまいましたーーというのももう半月近く前の話。
 ホラーっぽい展開がきたと思えば最後はしっかりまとめられていて好感が持てました。久しぶりの恩田作品でしたが、期待を裏切らない展開で本当に良かったです。
 好奇心と恐怖心の両立が巧く描かれていて、本当に巧いと思いました。

評価:B
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2012年01月06日

蛇行する川のほとり

 恩田陸さんの長編推理小説です。

あらすじ
 高校生の毬子は演劇祭舞台装置を書く為に、憧れの先輩の香澄・芳野と合宿をすることになった。場所は「船着場のある家」と呼ばれる香澄の家。「船着場のある家」では、過去に悲惨な殺人事件が起こっていた。二人の先輩はそのことについて何か隠しているようだが…。二人の少年・暁臣と月彦や毬子の友達の真魚子も巻き込んで、嫌な雰囲気のまま合宿は続く…。




 久しぶりの恩田作品です。宿題の合間に読みました。
 中々面白いです。様々な人物の思惑が張り巡らされる中ーーと書くと、緊張した本格ミステリのようですが、恩田さんらしい幻想的な雰囲気の中物語が進んで行きます。
 演劇祭で行う劇は芥川龍之介氏の『藪の中』を元にしている、と書いてありましたが、この作品自体『藪の中』からヒントを得ているように感じました。
 恩田さんの本を読んでいると、「物語」を重く考える私には珍しく、人物に愛着が湧いてきます。

評価:B
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2011年07月24日

象と耳鳴り

 恩田陸さんの短編集です。収録作品は『曜変天目の夜』『新・D坂の殺人事件』『給水塔』『象と耳鳴り』『海にゐるのは人魚ではない』『ニューメキシコの月』『誰かに聞いた話』『廃園』『待合室の冒険』『机上の論理』『往復書簡』『魔術師』です。

あらすじ
『曜変天目の夜』 国宝の曜変天目茶碗を見に美術館に来た、元判事・関根多佳雄。老婦人が倒れる所を見て、昔の友人を思い出す…。

『新・D坂の殺人事件』 渋谷のD坂で死体が降ってきた。関根多佳雄は彼の死の原因を推理する…。

『給水塔』関根多佳雄と、彼の散歩仲間・時枝。彼らはいつも通り散歩していた。ある給水塔の前に差し掛かると、時枝はその給水塔にまつわる噂を語り始めた…。

『象と耳鳴り』 象を見ると耳鳴りがするという老婦人。彼女は其の原因となったであろう、幼少期に目撃した奇怪な象による殺人事件を語り始めた…。

『海にゐるのは人魚ではない』 ー海にいるのは人魚じゃないんだよ。あれは、土左衛門さー少年の謎の言葉を聞いた、関根多佳雄。彼は息子の春と共に、最近起こった一家心中の真相を推理する。

『ニューメキシコの月』 怪我で入院してしまった関根多佳雄。彼は友人の貝谷に、ある医者による連続殺人事件の話を聞く。多佳雄は、はっきりと分かっていない殺人の動機を推理する。

『誰かに聞いた話』 関根多佳雄は、永泉寺の銀杏の木の根元に銀行強盗が盗んだ金が埋められているという話を聞いた。だが誰に聞いた話かが思い出せない。彼の妻・桃代はそれを推理する…。

『廃園』 昔の友人の庭。そこには、薔薇が沢山植えられていた。多佳雄はそこに呼ばれた事を思い出す。庭の主が彼をそこに読んだ訳とは…。

『待合室の冒険』 列車が止まっている。そんな時、関根春は同じ待合室にいる一人の人間の動きに注目する…。

『机上の論理』 関根春と関根夏は、従兄弟の隆一に数枚の部屋の写真を見せられる。彼はこの部屋の主を当ててみろという。春と夏は、それぞれの推理を隆一に披露する。

『往復書簡』 渋谷孝子は、伯父の関根多佳雄に手紙を出す。文通しているうちに、孝子の町の人々を恐れさせている放火魔の話となった。多佳雄は放火魔の正体を推理する…。

『魔術師』 都市伝説…その正体は必ずある。関根多佳雄や貝谷は、S市の都市伝説の正体を推理する…。




 なんと12編もの小説が収録された短編集です。あらすじを書くだけで疲れました…。最後の方は手抜きですがあまりつっこまないで下さい。
 『六番目の小夜子』に出てくる関根秋や『図書室の海』に出てくる関根夏の父親・多佳雄が主人公の短編集です。彼らの兄の春も出てきます。秋に弟か妹がいたら冬という名前になるのかな?
 さて、秀作ぞろいの短編集でしたが、『給水塔』『待合室の冒険』『往復書簡』が特にお気に入りです。殆どの話がそうですが、少しの情報であれだけ推理できる多佳雄は凄い。安楽椅子探偵ものはあまり読みませんが、これを読んで他の安楽椅子探偵ものも読みたくなりました。
 この短編集の中でベストを選べと言われたら迷わず『待合室の冒険』と答えます。これは本当に傑作です。短編だからこそ、という魅力があります。

評価:B
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2011年06月29日

図書室の海

恩田陸さんの短編集です。

あらすじ
『春よ、こい』 卒業式を迎える香織と和恵。デジャ・ヴの向こうに隠された出来事とは…?

『茶色の小壜』 有能で皆の期待を集めている女性会社員。彼女の秘密とは…?

『イサオ・オサリヴァンを探して』 LURPと呼ばれる斥候部隊に所属していた、イサオ・オサリヴァン。彼はある日、急に姿を消した。もういなくなった彼を調べる一人の人間の物語。未刊の小説、『グリーンスリーブス』の予告編。

『睡蓮』 睡蓮の下にはきれいな女の子が埋まっているという。水野理瀬はそう聞いた。『麦の海に沈む果実』に登場する理瀬の、幼年時代の物語。

『ある映画の記憶』 幼い頃、『青幻記』という映画。それが頭から離れないのは何故だろう。そう考えていた私は、母親に言われて、叔母の溺死とその映画が似ているからだと気づく…。

『ピクニックの準備』 北高には、夜を徹して80キロを歩き通すというイベント「歩行祭」があった。明日はその歩行祭。少年少女達はそれぞれの思いを胸に、歩行祭の用意をする。『夜のピクニック』の予告編。

『国境の南』 喫茶店で、あるウェイトレスが働いていた。彼女は、皆から好かれていたが…。

『オデュッセイア』 ココロコは、移動する山。自分の上に街を乗せて、今日も動き続ける…。

『図書室の海』 とある高校には、「サヨコ」という密かに行われる行事があった。今年は後輩に「鍵」を渡すだけの年だった…。『六番目の小夜子』に登場する関根秋の姉、夏が主役となる外伝。

『ノスタルジア』 皆が「懐かしい記憶」を話し合う。そこで、「私」が話したことは…。




 この短編集は、とにかく「予告編」だの「外伝」だのが大過ぎです!『イサオ・オサリヴァンを探して』『ピクニックの準備』は本当に「予告編」で、続編を読みたいとそそりますが、それ単体として読むと…。『図書室の海』はそれなりに良い作品なのですが、原作を読んでからでないと、良く理解できないと思います。同じ外伝でも、『睡蓮』は単体でも楽しめました。読む順番としては、『六番目の小夜子』→『図書室の海』→『夜のピクニック』『麦の海に沈む果実』が良いと思います。ちなみに、私は『図書室の海』→『六番目の小夜子』→『麦の海に沈む果実』→『夜のピクニック』→『図書室の海』(再読)という順番で読みました。

 『春よ、こい』は良い作品でしたが、少々ややこしくて理解に時間が必要でした。でも、そういうところが恩田さんらしいです。
 『茶色の小壜』はブラックが効いていて怖かったです。人間関係もそれなりにリアルに書けていました。
 『ある映画の記憶』はこの短編集の中で一番ミステリらしい作品です。
 『国境の南』はこの短編集の中で一番のお気に入りです。読後感がなんともいえません。
 『オデュッセイア』は諸星大二郎さんの絵で漫画化して欲しいな、と思いました。
 『ノスタルジア』は、テーマが面白かったです。私の一番懐かしい思い出ってなんだろう?

評価:C
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2011年06月27日

ユージニア

 恩田陸さんの長編推理小説です。

あらすじ
 青澤家を魔の手が襲った。宴会での乾杯で、皆が呷った飲み物に毒が盛られていたのだ。17人が死ぬ大事件となった。生き残ったのは盲目の少女と家政婦のみーー。犯人は飲み物を届けた人物だと断定されるが…。




 この小説は私が初めて読んだ、恩田陸さんの長編小説です。四月に読みました。前から『大密室』や『「ABC」殺人事件』などのアンソロジーで短編は読んでいたのですが、長編を読んだことはありませんでした。
 犯人が最後まで分からないので、『私が彼を殺した』のパターンかと思ったのですが、どうやら正しい回答というのはないそうです。素直に考えれば犯人は「彼女」なのですが…。しかしそれだと矛盾が生じるようです。最後まで謎が全て解かれないというのも面白いものですな。麻耶雄嵩さんの『夏と冬の奏鳴曲』もそうでしたが、そういう小説は個性的なものが多いですね。

評価:B
posted by みさと at 21:02| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(恩田陸) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする