2020年08月31日

妄想とツッコミでよむ万葉集(三宅香帆)

万葉集の中に、現代に通じる感覚を見出そう、というのが趣旨のエッセイで、「若者らしい」今風の文体で当時の和歌を取り上げ解説していきます。キラキラネーム、インスタ映え、ナンパ、恋愛ネタ、ラノベ展開…。 出てくるワードも文体も現代全開ですが、ちゃんと万葉集の解説になってる。すごい。
実は筆者の三宅さんは京都大学大学院人間・環境学研究科の修士課程を出られており、短い間とはいえ、万葉集の研究者だったのです。紀要「人間・環境学」にも寄稿されています。
(三宅香帆(2019)「石川女郎大伴田主贈答歌に見る『遊仙窟』の影響 −二人の「風流」をめぐって−」『人間・環境学』 2 8京都大学大学院人間・環境学研究科
  全然関係ない話ですが、古代のアイロン「火熨斗」の話で当方柏原市の発掘成果が引用されていて、少しテンションが上がりました…)

学部も研究室も違いますが、同じ研究科のというので以前より心惹かれていました。古典文学を「楽しむ」、という観点で本当に良い本でした。
多忙で読書紹介が停滞し、1つ1つの紹介も適当になってしまっていますが、今回もこの辺で…。
posted by みさと at 19:22| 奈良 ☀| Comment(0) | 読書(言語学/文学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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