2019年05月22日

古文書はじめの一歩(油井宏子)

 くずし字の入門書です。油井さんは歴史畑出身の方で、中学校教師をへて、NHK学園の古文書の講師をしている方。本書は山城国上狛村の「南組夜番帳」が題材で、漢字が中心となっております。
 上狛は祖母の実家があり、さらにいうならこの夜晩帳は祖母の実家の本家の文書であり、面識のある家の所蔵文書であるため、かなり親しみを持ってテキストに取り組むことができました。
 くずし字に触れたのはこの本が殆ど初めてでしたが、解説はかなり詳しく易しく、抵抗なく入ることができました。一つの史料を読むだけで、結構共通する文字が出てくることが驚きでした。分量的に少し物足りない感があるかもしれませんが、初学者には平易なのが嬉しい。
 今期は国文学系のくずし字の演習の授業を取り、本格的に勉強を始めました。こちらはひらがな中心ですが、仮名漢字を問わず読めるようになりたいものです。
 私は地理学や建築学の基礎を積んで、研究は近代造園史が対象のつもりですが、くずし字が読めれば、使える史料の幅も研究の射程も広がるだろうなぁと感じます(もちろん、今更国文学や史学の本職のようになれるとは思っておりませんが、、、)。
 実家にも古い文書があるのですが、これも読めるようになったら楽しそう。手法の勉強って、割と退屈なことが多いのですが、崩し字は色々と夢が広がって楽しいです。
posted by みさと at 20:14| 奈良 ☀| Comment(0) | 読書(他人文科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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