2018年10月20日

山女日記(湊かなえ)

 湊かなえさんの短編集です。収録作品は『妙高山』『火打山』『槍ヶ岳」『利尻山』『白馬岳』『金時山』『トンガリロ』『カラフェスに行こう』です。
 「イヤミス」で有名な湊かなえさんではありますが、この短編集はどの作品も後味の良いものが揃っており、気持ちよく読むことができます。
 これらの物語に通じることでありますが、山を登っている時、普段生きている時考えていることがふつふつと湧き上がってくるというのは私も実感としてよくわかります。高校時代、週末近所の柏原市高尾山に一人登るのが習慣であったのですが、歩く最中に一週間に溜まった心の澱が吐き出されて山頂に上がった頃には晴れ晴れとした気持ちになっていた記憶があります。
 作品に出てくる女性たちはそれぞれ悩みを抱えており、ゆるふわな所謂「山ガール」のイメージとは合致しません。山を通じて悩みを何らかの形で解決していく姿は高校時代の登山を思い出して、懐かしくなりました。
 現在私が大学の部活でしているのは殆どがパーティーを組んでの沢登りなので、かなり毛色が違います。誰かと一緒にいると、楽しくもありますが、一方でストレスがたまる面もあります。沢登りだと緊張感があり考えごとをする余裕も少ないことも多いです。久しぶりに、単独行のハイクなり縦走なりをしてみたいな、と思いました。
posted by みさと at 20:22| 奈良 ☀| Comment(0) | 読書(ミステリ系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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