2017年11月10日

日本の祭りと神賑(森田玲)

 森田玲さんの本です。祭りを「神事」と「神賑」に分節し、祭りの構造を解説するとともに、だんじり、布団太鼓、唐獅子、神輿などの練り物について詳述しています。
 中でも面白かったのが神輿の節の、「ミアレ型」「オイデ型」「ミソギ型」に神の道行の分類です。あまりおみこしの出るお祭りになじみがないのですが、「神事」「神賑」について考えるわかりやすい例となっていました。
 また幼いころより慣れ親しんできただんじりや布団太鼓がいかに成立したのかも大変興味深かったです。
 祭りのあり方について深く考える基礎知識をつけるとともに、祭事の民俗学的なフィールドワークをするときの指針を与えてくれたように思えます。
 在野の方の本ですが、参考文献もかなりしっかりしているのでおすすめです。

評価:A
posted by みさと at 16:50| 奈良 ☀| Comment(0) | 読書(民俗学/人類学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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