2020年08月31日

妄想とツッコミでよむ万葉集(三宅香帆)

万葉集の中に、現代に通じる感覚を見出そう、というのが趣旨のエッセイで、「若者らしい」今風の文体で当時の和歌を取り上げ解説していきます。キラキラネーム、インスタ映え、ナンパ、恋愛ネタ、ラノベ展開…。 出てくるワードも文体も現代全開ですが、ちゃんと万葉集の解説になってる。すごい。
実は筆者の三宅さんは京都大学大学院人間・環境学研究科の修士課程を出られており、短い間とはいえ、万葉集の研究者だったのです。紀要「人間・環境学」にも寄稿されています。
(三宅香帆(2019)「石川女郎大伴田主贈答歌に見る『遊仙窟』の影響 −二人の「風流」をめぐって−」『人間・環境学』 2 8京都大学大学院人間・環境学研究科
  全然関係ない話ですが、古代のアイロン「火熨斗」の話で当方柏原市の発掘成果が引用されていて、少しテンションが上がりました…)

学部も研究室も違いますが、同じ研究科のというので以前より心惹かれていました。古典文学を「楽しむ」、という観点で本当に良い本でした。
多忙で読書紹介が停滞し、1つ1つの紹介も適当になってしまっていますが、今回もこの辺で…。
posted by みさと at 19:22| 奈良 ☀| Comment(0) | 読書(言語学/文学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月10日

はじめてのランドスケープデザイン(八木健一)

 ランドスケープデザインの入門書、農学部の図書室で借りました。エスキス、パース、模型などデザイン表現の基礎から、具体的な公園を例に出しての計画や設計のプロセス、舗装材や構造物などエレメントの概説まで、ざっくりとランドスケープデザインの基本を解説した本です。
 学際系の学部で地理や建築を勉強してきたのですが、研究や勉強を重ねているうちに、だんだん自分の関心が造園/ランドスケープによってきたというのがあります。9月に論文の提出を考えていることもあって、現在、日本造園学会に入会申請中です。
デザインについては、学部時代景観工学の授業で練習しましたが、こうした分野で研究や実務をするならば、もっと練習したほうがいいなと感じます。デザイナーになりたいとは思いませんが、自分の考えていることを図面を使って表現できたら良いだろうなぁ、と思います。
posted by みさと at 11:15| 奈良 ☁| Comment(0) | 読書(森林/造園,農学系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする