2020年07月25日

庭園の謎を解く(L・ハリソン)

 イギリスの造園系著述家ロレイン・ハリソンの作です。訳は小阪由佳さん。これも読み物として手に取った本。最近、勉強が書籍<論文になってきています。どっちが良いのかわかりませんが、本が勉強よりも娯楽的要素が強くなりつつあります。
 この本は西洋を中心に、庭園の鑑賞ガイドを行う本で、様式や植栽、構造物などを豊富な写真とスケッチで解説されています。体系だった知識がつく、というものではありませんが、西洋庭園の構成要素について、楽しく意識を高めることができます。難点は、やや訳が読みづらいこと。海外の邦訳を読むと大なり小なり感じることなのですが…。
 日本庭園については小野健吉先生の授業や書籍で学習したことがあったのですが、西洋庭園についてはほとんど知識がなかったため、勉強になりました。風景論の本を読んでいても、西洋の庭園の話はしばしば出てくるので、どこかでしっかり知識を入れておく必要があるなー、と感じます。
posted by みさと at 20:46| 奈良 ☁| Comment(0) | 読書(森林/造園,農学系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

怖くて眠れなくなる植物学(稲垣栄洋)

 古本屋で何となく手に取った一冊。植物って、よくよく考えてみたら怖い生き物です。切ってもまた再生するし、別の木ともくっつくし、寄生するし、生殖器は飾り飾ってよく見えるところについているし…。
 ウォーキングパーム、ライオンゴロシ、ネナシカズラのような奇妙な、ちょっと怖い植物から、クローバーにヒガンバナ、ベラドンナなどの植物の人間と植物の関わりの話まで、いろんな小話が集められています。読みやすく、気晴らしに良い一冊でした。
posted by みさと at 20:31| 奈良 ☁| Comment(0) | 読書(他自然科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする