2020年06月29日

近代造園史(粟野隆)

 主に日本近代の公園・庭園・緑地・造園学の歴史について簡潔にまとめた本です。欧米の近代造園の誕生についても記述があります。
図版が多く、簡潔でわかりやすいですが、造園史をおさえるという意味では分量的に少し物足りないかもしれません。しかし、参考文献の整理と年表が充実しているため、この本を中核に色々調べていくにはうってつけ。値段も2000円と、(学術書にしては)お手頃ですし。
ちなみに、粟野さんは東京農業大学の先生なのですが、東京農業大学は造園が学科として独立して存在しており、充実しています。造園学教室が森林科学科の一教室に過ぎない弊学からするとうらやましい…。農大の造園は、由来が上原敬二の提唱で作られた東京高等造園学校だそうで、造園の名門のようです。
posted by みさと at 12:44| 奈良 | Comment(0) | 読書(森林/造園,農学系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする