2014年04月27日

わたしが正義について語るなら

 やなせたかしさんの「わたしが正義について語るなら」を読みました。

 「なんのために生まれてなにをして生きるのか。答えられないなんてそんなのは嫌だ」アンパンマンの歌って、考えてみれば本当に深い歌詞の歌ですよね。答えられるはどれくらいいるのでしょうか。
 自分の才能を過剰に自慢するのでもなく、過度に謙遜するのでもなく、素直に認めつつ書いていっているのが好感でした。本当に才能のある人なのだな、と思います。
 昔はアンパンマンを単なる勧善懲悪の物語としか捉えていませんでしたが、この歳で改めて見てみてもいいかもしれません。仮面ライダーとか鉄腕アトムとかもそうですね。案外子供向けと思われるものにこそ学びがあるのかもしれません。

評価:B
posted by みさと at 21:43| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(小説以外) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月23日

ツナグ

 辻村美月さんの連作です。

あらすじ
 使者ーーツナグーーと呼ばれる仕事がある。人は使者を通じて、生涯に一度だけ死者と会えるのだ。好きなバラエティアイドルが急逝した女性、頑固なあまり親戚との関係を悪くしがちの長男、演劇部内のオーディションで親友に嫉妬した少女、婚約した翌日に帰ってこなくなった彼女を待つ会社員……死者と生者の思いをツナグは結ぶ……。




 中々夢中になって読みました。初めツナグには特別な人間のようなイメージがありましたが、後半でのあまりの人間らしさに驚きましたね。ツナグの視線も描くことで依頼する側だけの視点では見えないものも見えてきます。依頼して幸せになれるのか、逆に不幸にならないのか。それが分からないのに見届けるというのはやはり心痛むことでしょう。
 辻村さんは、もうミステリ作家を抜けて、オールラウンドの作家になった、と言っても、根底にはやはりミステリの書き方が隠れているなと思います。
 自分なら誰に会うだろう、と思いを馳せると、やっぱり物心つかないうちに死に別れたおじいちゃんでしょうか。でも、会うことで余計に辛くなる気もします。本当にあれば良いのにと思う一方、あったらあったで結局使えないかもしれません。

評価:B
posted by みさと at 23:11| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(辻村深月) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月21日

杜このみ「のぞみ酒」ミニライブ in 岸和田ラパーク

 4月19日は、友人に付き合ってもらい、杜このみさんのミニライブに行ってきました。場所は岸和田・春木のラパークというショッピングモールです。新曲キャンペーンのライブなので無料、お小遣いが限られている身としては嬉しい限りです。友人の地元ということですが、私は岸和田は殆ど行ったことがありません。風景は思いっきり郊外の田舎やけど、本当に人の多い土地でした。
 学校を出てそのまま岸和田へ向かいました。二時半頃に現地に到着、お昼ご飯に中華を食べてショッピングセンター内を散策。かなり早いうちからライブが行われる辺りのベンチには人が集まっていました。私たちは開演二十分ほど前から待ち始めました。
 こういうインストアライブは初めてですが、お客さんは自分たちと親か祖父母に連れられてきた子供を除くと、殆ど50歳以上の人々で少しびっくりです。演歌って、そんなお年寄りに客層が偏るってるんや〜と。


 時間になると杜さんの登場です。歌とは違って、お酒は飲めないのだそうです。セットリストは下の通りです。記憶なので曖昧ですが……。

のぞみ酒
初恋えんか節
三味線わたり鳥
浪花節だよ人生は(細川たかしさんカバー)
のぞみ酒(再)

 初っぱなの「のぞみ酒」は、今日のメインと思いつつ聴いたのですが、マイクが高音を拾えていない感じがしました。もったいないな、と思いましたがやぱり上手い歌唱です。可愛らしさがあって良い曲です。
 「のぞみ酒」のB面「初恋えんか節」は全く知りませんでしたが、かっこよくて元気で、気に入りました。
 「三味線〜」では「このみコール」と、手で渡り鳥の動きをして下さいと言われたので、やりました。恥ずかしかったですね。客の年齢層が高いので、「このみコール」も控えめで少し淋しかったです。まあ、アイドルのライブみたいにものすごいコールでもあれですが。YouTubeで聴いていたよりも、歌が本当に上手くなっているのがよくわかりました。民謡畑出身だけあって独特の発声の彼女ですが、デビューから一年経つと演歌歌手らしくなってきたな、と思いました。
 四曲目は、師匠のカバーです。上手いのは言わずもがな、声にあっていましたし、アルバムを出すときは是非収録してほしいと思います。
 トークでは、酒屋の娘なのに実はお酒を飲めないことなどをお話しなさっていました。また杜さんにはレギュラーのラジオ番組があるというのを知りました。朝早すぎて見られないですが。
 また歌っている最中も、手をふった観客に一人一人手を振りかえして下さっていて、あまりに丁寧で驚きました。
 最後に新曲をもう一度歌い、「ぜひ娘か孫のCDと思って買って下さい」という意味のことをおっしゃいました。俺らにとっては、「お姉さん」と思えばええのかな、などと友人と話した記憶があります。

 さて、一通り終わった後はサイン会とツーショット撮影会です。案外並ばずにサインしてもらえました。芸能人とあんなに近づいたことも、言葉を交わしたことも、サインをもらったことも初めてで、緊張すると言うよりもふわりと浮き上がるような気持ちでした。もちろん、芸能人と握手も初めてです。テレビやラヂオに出るような、憧れの歌手が目の前にいるというのは本当に信じられない気分でした。
 ツーショットもやってもらいました。ぼーっとしすぎて笑うのを忘れて、友人に「笑いやー」と言われて初めて気づきました。浮かれ過ぎですね。

 最後のワンショットタイムのときには行きずりの客は殆ど帰り、残っているお客さんは、ファンとおぼしき方々。その中に混ざってお写真を撮らせていただきました。ここでも一人一人に向き直って下さるのに感動。
 Mステなどのテレビで、売れっ子の歌手が天狗になっている様子はよく見ますが、杜さんの丁寧さ、礼儀正しさには本当に感服しました。今度大阪や奈良に来て下さるなら、絶対また見に行こうと思いました。

 ちなみに、公演が終わった後、追っかけをやっているご婦人に、杜さんのポスターをもらいました。ありがとう御座いました。制鞄しか持っていなかったので、むき出しで持って帰ることに。丸めたポスターとCDの入ったビニール袋を持って、電車に乗るのは結構恥ずかしかったですね。友人や叔母には、「アイドルのコンサートの帰りみたい」と言われました。確かに端からみたらそう見えるかも……笑


 杜さんのワンショットです。
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posted by みさと at 20:00| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月19日

平成の歌謡曲H 森山愛子/歌恋/松原健之

 今回は演歌界で、歌謡曲系の歌を歌った人たちの紹介です。

森山愛子
デビュー:2004年
ヒット曲:約束
主なジャンル:演歌

歌恋(カレン)
デビュー:2007年
代表曲:泣くなオカメちゃん
主なジャンル:歌謡曲、演歌

松原健之
デビュー:2002年
代表曲:金沢望郷歌
主なジャンル:演歌


 演歌歌手は結構みんな歌謡系は歌っていますが……特にその中でも魅力のある人、特徴的な人を取り上げてみたいと思います。
 森山さんは、私が一番推している演歌歌手です。女氷川とも呼ばれ、パンチの聞いたド演歌を主に歌う方でしたが、一昨年韓流ドラマ「イ・サン」主題歌の歌謡バラード「約束」をカバーし、それが数万枚のスマッシュヒットしました。それに味を占めてか?続いての「忘れないで」も同系統の歌謡バラード。上手い。本当に上手いです。特に「約束」は情感たっぷりで凄い。カラッとした普段の声とは一転、しっとりと歌いこなしています。「イムジン河」のカバーも素晴らしく、おすすめですよ。
 「おんなの神輿」でファンになった私にとっては、こんな歌い方もできたんや〜とビックリ。普段のコブシを抑えて少し大人な感じの森山さんを聴くことができました。こっちが主流になっても十分通用すると思います(個人的には、ド演歌をやめないでほしいですが)。やっぱり、オールマイティに歌ってゆけるのは森山さんの実力の証拠。
 ポップスに演歌にロック、アラサー歌手全ての中でも、森山さんはいきものがかりの吉岡聖恵さんと並んで抜群のポテンシャルを持っているんじゃないかと思います。歌の上手さではダントツではないでしょうか。

 カレンさんは、つんくさんプロデュースのNICE GIRL プロジェクト!の元メンバーです。モーニング娘。のオーディションに二度挑みましたが落選(ちなみに合格者は久住小春さんと光井愛佳さんです)、NICE GIRL プロジェクト!に所属してCDを手売りし、演歌歌手としてデビューの道を開きました。プロジェクト卒業をした後しばらくは演歌の道を進んで行きましたが、昨年末に事務所を移籍。今年からは歌謡曲歌手とに路線変更をし、名前も漢字の「歌恋」に改名しました。力強い歌声が魅力の人なので、まさかこうなるとは思っていませんでした。雰囲気としては森山さんと似ていますが、森山さんの方が歳を重ね熟達している印象を受けます。演歌ではむしろプラスに働いていた荒削りさが目立ってしまっています。しかし歌恋さんは二十歳、まだまだこれから伸びて行きそうです。歌謡曲第一弾ですしね。
 神園さやかさんの記事で、「歌謡曲歌手なんて珍しい」なんて書いた記憶がありますが、案外最近よく見る気がします。最近歌謡コンサートやモクハチでみかける川上大輔さんとか、はやぶさとか、あと広い目で見れば民謡系の臼沢みさきさんもそうですよね。

 最後に紹介するのは松原健之さんです。今徐々にファン層を拡大しつつある彼の魅力はなんと言ってもやはり優しく、甘く、透き通ったその声。当世随一の美声の持ち主です。「歌の楽園」では「奇跡のクリスタルヴォイス」というのがキャッチコピーでした(ちなみに森山さんは「アントニオ猪木が名付け親」。雑いっすね笑)。演歌よりもポップス系のバラードに向いていると思いますが、どうして演歌歌手になったのか、不思議な感じがします。演歌を歌っていても、あまり演歌に聞こえないと言う人もいます。
 「金沢望郷歌」「マリモの湖」のような歌も結構聞かせますが、やっぱり最高傑作だと思うのは「愛のうた」。Kiroroが歌うようなバラードに近い雰囲気の曲です。これに限れば演歌扱いで売るよりも、ポップス枠で売った方が売れるでしょうね。
 他にも「北の冬薔薇」「あなたに花を」「雪」もおすすめです。「北の冬薔薇」はカップリングにハロプロのユニット・ピーベリー(モー娘。とスマイレージのメンバーによるデュオです)が参加しています。ハロプロファンの方もここから松原さんの世界に入ってほしいなと思います。「あなたに花を」はかなりキザな歌詞ですが、美しく歌いこなす松原さんにかなりぐっと来ます。「雪」はかなり人気の高い曲のようですが、やはり松原さんの声にぴったりの、しっとりとして且つ感動的なバラード。松原さんの歌には「冬」が舞台の歌が数多いですが、これもその一つです。
 クリスタルヴォイスの松原さん、だんだんと人気を伸ばしていらっしゃいます。演歌というジャンルにとらわれず、どなたも一度聴いてもらいたいです。


おすすめ@約束(森山愛子)


おすすめA栞(歌恋)


おすすめB愛のうた(松原健之)


おすすめC雪(松原健之)



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posted by みさと at 00:19| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

博士の愛した数学

 小川洋子さんの長編小説です。

あらすじ
 家政婦の私が新しく派遣されたのは数学博士の家だった。「ぼくの記憶は80分しかもたない」。そう書かれた紙が背広に貼られていた。事故で遥か昔に時計が止まり、そこから80分しか進まないのだ。戸惑いながらも私は次第に彼に愛着を覚えてくる。彼は私が10歳の子供がいることを話すと、家に連れてくるよう言ってくれ、かわいがってくれたが……。




 結構前に話題となった作品ですよね。今更といった感じはしますが、やっぱり名作です。まず、よくこのような発想をしたものだと思いますし、とっつきにくい数学というテーマを自然ととりこめたな、と思いました。これで数学が好きになる!ということは残念ながらありませんでしたが……。ただ、嫌いだという思いは薄らいだと思います。
 愛情ではないけれど、博士、ルート、私のお互いへの(解説の言葉を借りますと)慕情は、見ていて心温まり、しかし同時に博士のそれが僅かな時間で終わってしまうという淋しさがなんともいえません。
 全然違う立場の人が数学で結びつく。学問は、ただ学ぶというだけでなく人を結びつける力も持っているのだと思うと感慨深いです。もちろん、それを互いに伝達する国語もですが。読んでいる間は数学を本気で考え、嫌悪感など全くいだきませんでした。ルートと「私」だけではなく、僕たち読者すらも繋いでくれたのです。
 この本は一読の価値があると思います。ぜひ、読んでみて下さい。

評価:A
posted by みさと at 19:08| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(その他の著者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

エイプリルフール

 昨日はエイプリルフールでしたね。みなさん、嘘はつきましたか? 私はすっかり忘れていました。
 夜中に、よく見ているブログをチェックしていると、歌謡曲歌手の神園さやかさんのブログで、「お知らせ。」という記事。読んでみると芸能活動を休止し、アメリカへ留学するという旨がかかれており、一瞬かなり驚きました。ちょっと考えてエイプリルフールかな、と思いつきましたが、ほんとに焦りました。やけに丁寧に本当っぽく書かれているのでまさかとは思いましたが、翌日の記事で明かされていたの安心です。
 ちなみに、その後見た北山たけしさんのブログではジャケ写の公開がされていて……これも嘘なんじゃないかなと疑ってしまったり笑。
 今朝、ハロプロファンの妹に言われて見た元モー娘。でLoVendoЯというバンドをやっている田中れいなさんのブログ。「お知らせ。」のタイトルで、記事内容は「もうLoVendoЯやめます。」だけ。逆にこういうやつの方が本当っぽくて怖いね、と思います。
 友人からも今年はなかったけど……。来年は私も何かやろうかな、と思います。


 あ、そう言えば昨日から高校二年生。嘘じゃなくて、ほんとです。なんだか、段々大学受験が近くなってきているようで怖いです。

 消費税増税もエイプリルフールやったらええのに。と、心から思います。神園さんのブログで書かれており、友人もTwitterで呟いていたことですが。増税したら、消費が減って景気が落ちるのではないかと誰でも想像がつくのに。大企業は良いかもしれませんが、中小企業はもろに影響を受けますよ。中小ばかりの柏原に住んでいるので、本当にそれが心配です。


 たまにはエイプリルフールみたいな悪戯な日もあっても良いですよね。
posted by みさと at 22:12| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする