2014年03月29日

ハンセン病研修

 春休みです。休みが始まってすぐにハンセン病の研修がありました。希望者のみの自由参加で、参加者に友達は全くおらず知り合いが二人いるくらいでしたが、行ってきました。本当に勉強になりました。何度もビデオを見たのですが、それでは絶対に伝わってこないものがありました。色々辛いお話を聞くだろうと覚悟して行ったのですが、意外と言って良いほど前向きで、明るい方々でした。私がお話を伺った方は、入所するときはそうでもなかったが、親と連絡を断たれたときが一番辛かったとおっしゃっていました。また指の感覚も視力を失った後、舌で点字を読むのを猛練習して文字の世界を取り戻したとおっしゃったとき、本当に嬉しそうな声で、感動しました。やっぱり人生で喜びを感じるのは大切なのだと思いました。
 その後いろいろ遺跡を見たのですが、感染力も低く完治する病を閉じ込め非人道的な扱いをする。その凄惨さが生々しく伝わってきました。

 将来同じような差別問題が現れるかもしれません。そういうときのためにも、この行事に参加してよかったと思います。今入所者の平均年齢が84歳ですから、もうあまりこういう機会はありません。今のうちにできるだけ行っとかないと。
posted by みさと at 23:36| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月25日

おわかれ

 21日は修了式。高一が終わりました。好きだった先生方がたくさん退職なさりました。中には寝耳に水の先生もいらっしゃって、驚きっぱなし。
 我らが担任の先生も家庭の事情で退職なさりました。いつも少し抜けた感じで、面白かった先生。去年三十路に入った先生で、婚活のことを生徒にネタにイジられていたのがよく記憶に残っています。いつもグダグダ感が凄いと言われながらも、それが嫌な生徒は殆どおらず、皆に愛されていました。本当に生徒思いの先生だったと思います。
 修了式後のホームルームでは涙ながらにいろいろとお話しして下さいました。もらい泣きした友達もいました。自分は涙こそ流さなかたものの、本当に胸がつらくなりました。
 最後に一年間のクラスの想い出の詰まったDVD-ROMを渡されました。用意する時間がなかったから、とケースはなくむき出しで。最後までぐだぐだと言われながらも、そう言う声はいつもと少し違った感じに聞こえました。
 終礼後、自分も含めて10人ほど、自然と先生の周りに集まり少し話しました。先生は泣きっぱなし。「最後はタメ語で」と言って、タメ語で喋る人も。私は「ありがとうございました」と改めて伝えました。私はその後用事があったので長居できませんでしたが、先生が職員室に戻らはるまでクラスに残っていたい気分でした。
 本当に、良い先生でした。ありがとうとは伝えたけれど、全然足りない感じです。

 担任の先生、そして、柔道の先生、数Bの先生も。ありがとうございました。
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2014年03月16日

ファスト風土化する日本

 三浦展さんの評論です。
 久々に学級文庫を読みました。多分、高校に入ってからは初めて。評論自体授業で扱うもの以外ご無沙汰です。

 郊外に展開する均質的な町並みーーロードサイドの巨大ショッピングセンター、店もなくただ住むだけのニュータウンーーへの批判が主な文論です。これ、発刊されたのが2004年なんですよね。今から十年前。その頃から問題視されていたのに、どんどんこの「ファスト風土化」が進んでいる。一度始まると歯止めが効かなくなるのでしょうか。
 私の住む柏原は、柏原駅を中心として商店街が数個展開する「旧市街地」。正にそのファスト風土化によって衰退する町の典型です。
 駅前には男性用の服屋がなく、他所へ行かないと調達できない。そうなると、行くのは近隣八尾市沼のイズミヤ。典型的なファスト風土です。ついでにそこで他のものも色々と購入する。すると、余計に駅前が寂れる。更に帰るものが少なくなる。というような負のスパイラルになるのです。
 駅前の小さな商店ばかりか、郊外にあればファスト風土の象徴とされるような大店舗のダイエー、またファストフード店のドムドムも駅近くからいなくなる。近日では、3月23日にミスドが閉店します。多分これで全国規模のチェーン店は全滅、地方スーパーのサンプラザとヤオヒコが辛うじてチェーンとして残っているだけとなります。
 また南河内では「ファスト風土」は本当によく見ます。自分自身出先ではよくイオンやアリオで買い物をするので、あまり声を大にしてファスト風土を批判できないのですが……。
 十年後、二十年後、街々はどうなっているのでしょうか。少し恐ろしくもあります。なんとか対策をしてほしいのですが、難しいですよね。とりあえず、自分は地元の商店街で買い物をするようにします。

評価:B
posted by みさと at 18:59| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(社会学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

同期

 今野敏さんの長編警察小説です。

あらすじ
 捜査一課の宇田川は、暴力団事務所のガサ入れの最中、逃走した団員に銃撃される。間一髪のところで公安にいる同僚の蘇我に助けられる。公安の蘇我はどうしてここにいたのか。疑問に思って間もなく、蘇我が懲戒免職されたことを聞いた。不審に思った宇田川は調査を始めるが、警察組織の妨害に逢う。一体どういうことなのか……。




 ミステリはよく読みますが、このような、警察の組織を描いたような作品は初めて読みました。これ一冊読むだけで、警視庁や警察庁などの仕組みがよく分かる気がします。
 残念なのは、物語の良さが専門用語の多様で潰されていること。警察の使う略称で、「ガイシャ」とか「ウチコミ」とかくらいなら分かるけど、「マルB」とか「マル対」とか何のことかさっぱり。説明のある用語もありますが、そうでないのも結構あります。 
 前半は魅力的な謎で魅き込まれましたが、後半何となく事件の流れが見えてきた後はいまいち退屈だったかな、という気がします。よくない意味で二時間ドラマ的だと思いました。
 やっぱり私はミステリの方が肌に合う、と思いました。

評価:C
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2014年03月14日

三年ぶりの恋

 同じ学校で私のブログを読んでいる人は殆どいないので、書いちゃいます。

 好きな人ができました。クラスでも大人しく、静かな子。誰かに恋をした、と自覚をしたのは中一のとき以来なので三年ぶりです。高二になればあまり関わりがなくなるかもしれないと思い、少し前から終業式までに告白してしまおうと思っていました。今日、友人と恋バナで盛り上がり、明日告ろうと決めました。

 帰り路ふとおみくじを引いておこうと思い立ち、お参りも兼ねて道明寺天満宮へ。
 おみくじの結果は中吉。「動くか動かないか迷っているかもしれないが動かないのが良い」「待ち人は時間はかかるが必ず来る」「神様の定めるままになる」などの意味のことが書かれていました。少し残念な気もしましたが、結果を見て不思議と昂っていた気分も落ち着きました。今はやめといた方がええんか。神様がそういうのならば、ということで告白は取りやめ、また気長に考えていくこととしました。
posted by みさと at 19:42| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

早くも三年。

 あの東日本大震災から早くも三年。もうそんなになるのか、と思いました。今でもあの日のことを昨日のことのように思い出すことができます。
 あの日は、うちの学校では健康診断でした。学校から帰ると、家のテレビで地震のニュースが流れていました。家々がミニチュアのように津波に飲み込まれる光を見て、背筋に寒気すら覚えました。何でこんなこと、とやり場のない怒りにも襲われました。中越沖地震のときはまだ私は幼くて記憶に薄いですし、阪神淡路大震災は生まれる前のこと。チリやニュージーランドの地震は遠すぎて実感が湧かなかった。東日本大震災は、初めて地震の恐怖を目の当たりにしたものです。一生、あの映像を忘れることはないと思います。
 できることは募金くらいのもの。無力感。被災地以外の人はみんなそれを感じたでしょう。三年経った今も復興したとは癒えない状況です。決して風化させず、支援を続けてゆきたいと思います。
 改めて、亡くなられた方のご冥福と一刻も早い被災地の復興をお祈りします。
posted by みさと at 21:31| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月10日

小暮写真館

 宮部みゆきさんの長編小説です。

あらすじ
 花菱英一の家族は変わり者である。友人がそう呼ぶからと、英一のことを「花ちゃん」と呼んだり、古家付きの土地の「古家」を改修して引っ越したりする。しかも、その古家はもと写真館なのである。花菱一家はことあるごとに写真屋の後を継いだと勘違いされる。苦労を続ける英一に、写真屋と勘違いした女子高生が奇妙な一枚の写真を彼に押し付ける。それには奇妙な位置に女性の顔が写った心霊写真であった。英一は友人のテンコこと店子力や不動産屋事務員の垣本順子と協力し心霊写真の原因解明に取り組むが……。




 以前読んだ、有栖川有栖さんの『幻坂』を思い出しました。幻想的なそちらと比べて遥かに現実的ですし、長編短編の違いもありますが、幽霊が出てくるけど怖くなくて、かつ少し切なかった心温まったりという話という点で似ているな、と思いました。
 久しぶりの宮部さん作品でしたが、やっぱり宮部節炸裂!ですね。宮部さんは少年目線の話が本当に上手いと思います。丁度同世代でかなり感情移入して読みました。この気取らない文体が本当に好きです。宮部さんの小説こそ、「青春小説」にふさわしいと思います。
 同じ幽霊系だと『チヨ子』の方がパンチはありますが、温かみではこちらに軍配が上がりますね。

評価:B
posted by みさと at 17:46| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(その他文学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月06日

私が彼を殺した

 東野圭吾さんの推理小説です。

あらすじ
 脚本家の穂高誠は人気詩人の神林美和子との結婚を目前に控えていた。穂高の家に美和子と兄の貴弘が式前の挨拶でやってきたが、そこに一人の女性が現れる。彼女は元々穂高と付き合っていたのだが……。




 有名な、答えのない推理小説。再読です。そんな考え込んでミステリを読むタチではないので、ちょっと不満なのですが、結局誰が犯人なのかなぁ。さっぱり分からない。読者への挑戦なら、エラリー・クイーンさんや有栖川有栖さんのスタイルで良かった気がします。こちらの方が話題作りにはなりますが、やっぱり賛否両論は覚悟したでしょうね。
 とは言いつつも結構魅き込まれる作品で、最後に犯人が分からないのがもどかしい! 東野さんはこれを狙ったのか、という重いです。思わずネットで検索しちゃいましたよ……。
 実験作の色が強いと思いますが、それでも本当に東野さんは素晴らしい作家だと思います。職人業とも言えると思います。
 そう言えば、何も知らずに手に取れば倒叙ものっぽいと思いますよね、このタイトル。

評価:B
posted by みさと at 23:18| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ミステリ小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする