2014年01月25日

幻坂

 有栖川有栖さんの短編集です。収録作品は『清水坂』『愛染坂』『源聖寺坂』『口縄坂』『真言坂』『天神坂』『逢坂』『枯野』『夕陽庵』です。

あらすじ
『清水坂』 わたしは友人の岳郎、税、そして岳郎の妹の比奈子とともに大阪市・清水寺の周辺でよくやんちゃをしていた。しかし、ある日、岳郎と比奈子は家庭の事情で母親とともに貝塚へ引っ越すこととなったが……。
『愛染坂』 六月の終わりーー縁結びの神様の愛染さんのお祭りの季節である。小説家の青柳慧は愛染坂で自分のファンだと言う妙齢の女性に出逢う。見知らぬ人からファンだと言われたのは初めてであった。後に、彼女と思わぬ形で再会するが……。
『源聖寺坂』 デザイン専門学校の先生・鵜戸美彌子の家で行われる観月パーティーで、源聖寺坂と少年が描かれた絵を見た。あの坂は、少し怖いが風情のある、印象深い坂であった。また、友人たちから鵜戸邸に幽霊が出るという話を聞くが……。
『口縄坂』 美季は文学好きの友人の里緒に連れられ、口縄坂を訪れた。この坂は織田作之助ゆかりの地であり、また猫が多くいる坂であった。彼女は何度かこの地を訪れた。真っ白で美しい雄猫もいるという話も聞いた。ある晩、彼女は金縛りになり、嫌な体験をした……。
『真言坂』翻訳家のわたし・絹江は「I’ll leave if you prefer.」という文を訳しながら、あなたのことを思いだした。恋人ではないが何かと頼りにしていたあなた。しかし、あなたは私をストーカーしていた男に……。
『天神坂』 天神坂のすぐ側にある小さな割烹に探偵・濱地健三郎は若い女を導いた。料理を食べながら、二人は語らったが、二人とも普通の人ではなく……。
『逢坂』 大学を中退し、劇団に参加したおれは「俊徳丸」の劇のことで座長と喧嘩をした。その後真美に誘われ食事に向かう。食事も終わった帰りにおれは通天閣にあるものを見るが……。
『枯野』 門弟二人の諍いを仲介するために松尾芭蕉は大坂を訪れることになったその道中、彼は陣笠を目深に被った男を見かけるが……。
『夕陽庵』 男は主人の代参で熊野詣の道中、四天王寺辺りで彼は藤原家隆を偲び、彼の暮らした庵を訪れるが……。




 有栖川有栖さんのホラー短編集第二弾!ということで、かなり期待をして読みました。
 『清水坂』『愛染坂』はノスタルジックな感じでかなり切ないお話でした。期待通りの作品です。切なくて、『愛染坂』の方はかつ温かい。個人的には『愛染坂』の方が好きです。
 『源聖寺坂』は、探偵小説テイストの作品です。さすが本業で、上手いなと思いました。もう少しホラー色が強くなればもっと嬉しかったですが、かなり熱中して読みました。
 『口縄坂』が最もホラーチックの話でしょうか。途中まで怖いとは思わなかったけど、胸にもやもやとした霧が溜まるような気味悪さがあります。ラストは本当にゾクッとするほど恐ろしかったです。
 『真言坂』は初めの二作と同じような切ない系のお話。辛い中にやはり温かい終わり方です。特にひねったところがある訳でもありませんが、手堅くまとめられていて本当に完成度は高いと思います。
 『天神坂』がこの短編集の中で一番の作品だと思います。これも特別ひねっている訳ではありませんが、ジェントルゴーストストーリーという帯通りの、穏やかで美しい幽霊譚の傑作です。
 『逢坂』はあまり印象の残っていない作品です。東野圭吾さんの作品で何作か芝居ものを読んだ前後なので記憶が混ざりぎみです。
 『枯野』『夕陽庵』二作は時代物で、前者はかなりのホラーテイスト作品で、絶賛されたというだけあって中々味のある作品でした。この作品を作るとき、相当熟考されたのではないかと思います。後者は、原案とした人物を殆ど知らないのですがやはり温かみが伝わってきます。
 前作『赤い月、廃駅の上に』のようにバリバリに怖いと言う話はあまりありませんでしたが、本当に温かく切ない作品集です。総じて完成度が高く、どれも味わい深かったです。有栖川さんはミステリも良いですが、このようなゴーストストーリーも素敵だと思います。
 装丁やタイトルも素敵で、有栖川さんを知らなくても手に取って買ってしまいそうです。
 また有栖川さんの大阪愛があふれているのが感じられました。私は同じ大阪府民ですが殆ど大阪市の美しい風景を全然知りませんでした。そう遠くありませんので、また近いうちに訪ねてみたいと思います。

評価:A
posted by みさと at 22:48| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(有栖川有栖) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

平成の歌謡曲B 神園さやか

 第三回は、神園さやかさん。多分、紹介する中で唯一の本格的歌謡曲歌手です。

神園さやか
デビュー:2003年
代表曲:初めてのひと
ジャンル:歌謡曲、演歌


 神園さんは2003年、日本クラウンより演歌「初めてのひと」でデビューしました。現役高校生演歌歌手として宣伝され、第45回に本レコード大賞新人賞を受賞しました。当時私は5歳。殆ど覚えていませんが、「高校生演歌歌手」という響きはどこか記憶に残っています。
 2006年、シングル「初恋」から演歌歌手から歌謡曲歌手に転向。以降三枚のシングルを出しています。
 現在でも歌謡曲を中心に、演歌/洋楽/ポップスなどのカバーをなさっていて、YouTubeでは森山愛子さん、田中れいな(モー娘。)さんと一緒にCat’s Eyeを歌っている動画もありました。
 昨年父に教えられて初めて神園さんの曲を聞いたのですが、そのときは特に興味を魅かれませんでした。森山愛子さんの「女の神輿」のようなカラッとした演歌に魅かれた時期でした。神園さんを好きになったのは本当にここ一、二週間です。
 この人の魅力は、やはりその声です。落ち着いた歌声で、得意な分野の歌謡バラードは本当に聴かせます。インパクトにはかけますが、普遍性があってどんな歌でも歌いこなせる声です。
 実際「歌の楽園」という番組では様々な曲のカバーをしていました。モー娘。の田中さん、ジュンジュンさんと一緒にセーラー服を着て「セーラー服を脱がさないで」を歌っていました。あれを聴いて、コーラス歌手にも向いているのではないかな、と思いました。それにしても、如何にもコスプレをしたアイドルといった感じのジュンジュンさん、何やら怪しいお店の人みたいな田中さんと比べて、神園さんの制服姿は本当の学生みたいです。とても20代とは思えません。
 声とルックスから感じさせる素朴さ、純朴さがこの人の最大の特徴ですね。

 演歌系の曲も良いですが、やはりこの人の神髄は歌謡曲。「道 〜ふるさとから遠く離れて〜」が今のところ一番のおすすめです。去年の朝ドラ「あまちゃん」の、有村架純扮する天野春子が思い浮かばれます。素敵な歌詞で、落ち着いた曲ですが、何故か心に残る曲で、何度もリピートしてしまいます。神園さんを体現したような歌です。ちなみに、作曲はWANDS「もっと強く抱きしめたなら」でミリオンヒットを記録した多々納好夫さんです。
 「約束」も良い作品です。伴奏から「これは……」と思わせます。切ないメロディーラインに独特の彼女の声が乗って、聞き入ってしまいます。この歌を聞いてジャニーズやAKBなどの歌謡曲に足りないものは、声なんだな、と思いました。どうしても斉唱だと均質的な声になってしまい、人それぞれの声の魅力が薄まってしまう気がします。
 「初恋」も素敵な歌。ノスタルジックな感じがします。何よりも優しさが感じられる一曲です。PVではセーラー服を着てらっしゃって、やはり懐かしさを感じる素敵な映像となっています。
 ちなみに、はじめに魅かれたのは「硝子坂」です。高田みづえさんのカバーですが、本家も聞いたことはないので、初めての衝撃でした。演歌歌手時代の作品ですが、決してコブシを聞かせすぎることもなく、哀愁を含んだ声でさらりと歌い上げています。私がはまったのはこの歌がきっかけです。

 何よりも彼女の凄いところは、二十代の「歌謡曲」歌手であることです。AKB48、関ジャニ∞、DEENなど、歌謡曲風の歌を定期的に出すアーティストはいくらでもいますが、それをメインにして歌っているのはこの人くらいなのではないでしょうか。
 歌謡曲は、演歌にもポップスにもそれっぽいものはあり、何とも曖昧なジャンルですよね。普段のニーズがどれほどあるのかもわからない。あえてその歌謡の道を選択するというのは中々勇気のいることだと思います。
 抜群の歌唱力があり、女優張りに可愛くてアイドル性もあり(二十代後半とは思えない童顔ですよね)、曲も悪くない。ただ、やっぱりいまいちヒットしないのはインパクトにかけるからでしょうか。彼女の声は聴いていて落ち着きますが、一瞬で魅き込まれるようなパンチがありません。癖のない清純派過ぎるのでしょう。しかし、やっぱりヒットしてほしいものです。
 またの機会に、この人の演歌も紹介したいです。結構名曲ぞろいですよ。


おすすめ@道 〜ふるさとから遠く離れて〜



A硝子坂



B初恋



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2014年01月15日

新学期だけど……

 どうしてでしょうか、新学期が始まったというのに最近どうも気分が憂い感じがします。特に原因も何もないはずなのですが……。憂鬱なことが全くない訳ではないのですが、それは遥か以前から変わらずあること。本当に、どうしてでしょうね……。

 さて、最近全然読書感想をつけていないのですが、最近あまり読んでいなかった有栖川有栖さんや東野圭吾さんの作品を読んで、その良さを再確認しました。また感想を書きたいと思うのですが、音楽と違ってあらすじも書くことを決めているので、少し書くのを面倒がってしまいます。今週末までには二つほど書けたらと思っています。どちらも短編集なので大変やけど。
 東野圭吾の長編の読み直しを今しています。やっぱり彼は現代でも屈指のストーリーテラーだと思いますね。

 さて、1月6日から1月12日までのオリコンチャートで、岩佐美咲さん「鞆の浦慕情」が一位を穫ったそうです。おめでとうございます。十代演歌歌手がオリコン総合のトップをとるのは、おニャン子クラブ城之内早苗さん以来だそうで、凄いですね。岩佐さんは、森山愛子さん、松原健之さんとともに、割と昔の段階から好きな演歌歌手です。AKB48のファンから演歌に流れる人もある程度いたら良いなと思います。一方で、ロングヒットしている福田こうへいさんという人も気になるのですが……。
posted by みさと at 21:37| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月12日

平成の歌謡曲A AKB48/岩佐美咲

 第二回では、2014年1月現在も不動の人気を誇る国民的アイドルグループ・AKB48とについて、歌謡曲の側面から見ていきたいと思います。人気はあるものの、売り方が汚いなどと批判されることも多く、何となく敬遠し続けてきました。この記事ではAKB48のメンバー・岩佐美咲さんについても紹介します。

AKB48
デビュー:2005年
ヒット曲:ヘビーローテーション、フライング・ゲット、恋するフォーチュンクッキーなど多数。
主なジャンル:アイドルポップス、アイドル歌謡

岩佐美咲
デビュー:2009年(AKBとして)、2012年(ソロデビュー)
ヒット曲:鞆の浦慕情
主なジャンル:演歌


 ある日、妹に薦められて、これまで流し聞きしていた「フライング・ゲット」を聞いてみました。そこそこかっこいいんじゃない? そう思いました。しかし、そこまで自分の好みと合致した訳ではなく、それっきり。
 その後、歌番組で「ハート・エレキ」が流れて興味を持ちました。この曲は70年代の歌謡曲(グループ・サウンドというジャンルだそうですが)を意識して作曲されたそうで、ジャケットもそれらしくなっています。かなりカッコいいと思いましたが、サビで「人差し指」を連呼するのとか、シーソーみたいなダンスはちょっとダサいかな、という気がします。とことん昔風の曲を追求した結果、あえてダサい雰囲気を取り入れたのかもしれませんが……。まあちょっとダサい方がカッコいいのかもしれません。突っ込みどころはありますが、Aメロなどは最高ですし、かなりの良曲ですよ。この曲でAKB48への偏見も抜けました。
 もう一つ、「AKB48 歌謡曲」と検索して見つけたのが「スカート、ひらり」。これも昔のパロディでしょうか。典型的な「昔の歌」と言った印象を受けます。普通に好きな感じですが、普遍的な歌謡曲で……特徴らしい特徴のない歌です。特徴がない分大変聞きやすいです。初めてのはずなのにどこかデジャ・ヴュを感じるような、再放送の二時間ドラマの主題歌っぽい感じ。懐かしさと言いますか……。ついつい何度も聞いてしまいます。動画を見ていると、ミニスカートでスカートひらりとやっているから少しスリリングです。見ていて恥ずかしくなります。

 AKB48系列の楽曲は多くが90年代以前のパロディという話を聞いたことがあります。確かにそうかもしれません。「ポニーテールとシュシュ」とか「上からマリコ」とか、歌謡曲ではありませんが、確かに90年代っぽい感じです。FIELD OF VIEWとかが歌っていても違和感はないのではないかと思います(歌詞はともかく)。
 完全な歌謡曲のような曲は「ハート・エレキ」などを例外として殆ど知りませんが、昨年大ヒットした「恋するフォーチュンクッキー」は根本が80年代歌謡曲。アレンジでかなり現代風となっていますが、やっぱり少し古い時代の匂いがします。この曲、朝日新聞の記事で自治体とかゆるキャラとか、たくさんの団体が踊っているのを見てから、結構良い曲だなと思っています。みんなでのんびり歌って踊れるというのは素敵だと思います。去年で一番ヒットした曲のイメージがありますが、実は同じAKB48の「さよならクロール」が年間売り上げ一位らしいです。全然印象がありませんが……。


 また、AKB48のメンバー・岩佐美咲さんがソロで、演歌歌手をしています。彼女はこれまでにシングル三枚、カバーアルバムを一枚出しています。3rdシングルの「鞆の浦慕情」は1月8日に出されたばかりです。この曲はオリコンウィークリーで見事一位に輝きました。十代演歌歌手の一位獲得は1986年おニャン子クラブ・城之内早苗さんの「あじさい橋」以来だそうです(1月15日追記)。
 1st、3rdは本格的な演歌ですが、2ndシングルの「もしも私が空に住んでいたら」はかなり歌謡曲に近い演歌。スタンダードですが、中々しっとりと聞かせる演歌です。あまりコブシを効かせすぎない岩佐さんの声は本当に聞きやすく、彼女をきっかけに演歌を聞くようになった人もいるのではないでしょうか。
 またリクエストカバーアルバムも出していますが、演歌歌手なのにジャンルは結構バラバラ。森昌子「越冬つばめ」や秋元順子「愛のままで…」などの演歌から、一青窈「ハナミズキ」のような完全なポップスまで様々。歌謡風の曲もちらほら。リクエスト一位は松田聖子「赤いスイートピー」ですし。これも将来聴いてみたいアルバムです。


おすすめ@スカート、ひらり(AKB48)



Aハートエレキ(AKB48)



B恋するフォーチュンクッキー(AKB48)



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posted by みさと at 23:43| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

平成の歌謡曲@ DEEN

 今日から何回かに分けて、平成の歌謡曲というテーマで、アーティストを紹介していきたいと思います。私は父の影響で、昔から歌謡曲をよく聞いていました。今でもかなり好きなジャンルの一つです。
 しかし、ただ好きな歌謡曲アーティストというだけでは多すぎますし、ありきたりなレビューであまり面白くないかなと思ったので、平成以降にデビューしたアーティストに限定して紹介していきます。歌謡曲だけのアーティストというのは殆どいませんので、基本的に歌謡曲も歌う演歌/ポップスの歌手になると思います。
 歌謡曲、演歌、ポップスの境界はかなり曖昧ですが、基本的に私の主観で判断しました。「これはポップスだ、ニューミュージックだ」とかあまり突っ込まれると困りますので悪しからず。
 今のところ、以下のアーティストを紹介する予定です。順番は入れ替わる可能性が高いです。今回、第一回ではDEENを紹介します。
DEEN
AKB48/岩佐美咲
神園さやか
ZARD/Mi-Ke
NEWS/関ジャニ∞/KinKi Kids
モー娘。
中澤裕子/W
℃-ute/他ハロプロ系
いきものがかり
北原愛子/一青窈/LUHICA
臼澤みさき
森山愛子/歌恋
羞恥心


DEEN
デビュー:1993年
ヒット曲:このまま君だけを奪い去りたい、瞳そらさないで、翼を広げてなど多数。
主なジャンル:ポップス、ロック、AOR歌謡


 DEENは、1993年にビーイングからデビューしたバンドです。織田哲郎さん提供の「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」がミリオンヒットを記録。前者はWANDS上杉昇さん、後者はZARD坂井泉水さんの作詞提供で、典型的なビーイングバンドとして売り出されました。この二曲以外でも、「翼を広げて」「未来のために」「ひとりじゃない」「夢であるように」などはご存知の方も多いのではないでしょうか。CMやアニメタイアップも多く、私たちの世代では、幼い頃に放送していた「ドラゴンボール」や「名探偵コナン」で馴染みがあります。
 DEENは、1998年にはソニー系・BMGのビーイング専門レーベルであるBERGに移籍しましたが、それから一年ほどは相変わらず小松未歩さんなど、ビーイングから作詞作曲の提供を受け続けていました。程なく自作体制に移行。新世紀も落ち着いた2003年頃、BMGファンハウスにレーベル移籍し、完全にビーイングを離脱しました。

 ビーイングの提供が終わって以降、DEENは多様な作風を構築していきますが、その中の一つの路線に、歌謡曲(中でもAOR歌謡というジャンルだそうです)があります。2002〜2004年にその系統の作品を多く出しました。
 たとえば、「秋桜 〜more & more〜」。ストリングスが強調されたメロディを背景に、ヴォーカル池森秀一さんの愁いを帯びた声が映えます。このシングルは、私が初めて買ったDEENのCDでもあります。
 直近では、2013年8月に発売された「雨の六本木」。作詞:湯川れい子さん、作曲:故・井上大輔さん。井上さんのデモテープを掘り起こした完全な昭和の歌謡曲をDEENが歌っています。切なさを魅力とする他のDEEN歌謡曲とは比べ物にならないほど艶やかで、バブル時代を思い浮かべました。DEEN自作では絶対にないような作風ですが、不思議と池森さんの声によく合っています。
 その他では、「ユートピアは見えているのに」が特におすすめです。ラテン調のメロディは耳をついて離れません。間奏では、ビーイング時代を思い出させるような激しいギターが楽曲の良いスパイスとなっています。ビーイング時代の爽やか路線も悪くはないですが、この曲のようなラテン歌謡もDEENによく似合っています。DEENのAOR歌謡の中では一番好きな曲です。
 その他にも懐かしさの中に新しさを感じる「太陽と花びら」、トランペットが心地よい「ダイヤモンド」、ビーイング時代のバブリーな一曲「Memories」など、たくさん良い歌謡風の楽曲があります。「和音〜Songs for Children〜」というアルバムでは、他のアーティストとコラボして、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」など、歌謡曲や唱歌をカバーしています。

 バラードのヒットが多いDEENですが、歌謡曲もよく似合っています。ビーイング系のヒット曲からDEENを聞くようになった人も、DEENを聞いたことがないという人も、この記事で新たな出会いをしてもらえれば幸いです。


おすすめ@ユートピアは見えてるのに



A雨の六本木



B秋桜 〜more & more〜



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2014年01月05日

時をかける少女'83

 今日父と一緒に、録画してずっと放置していた映画「時をかける少女」を見ました。1983年、原田知世主演でヒットした映画です。
 私はこれまで、一度も「時をかける少女」関連の作品を鑑賞したことがありませんでした。唯一主題歌は聞いたことがありましたが……。
 もっと大きくタイムスリップするのかと期待全開で見ていたので、「ちょくちょく時をかける少女」で、少し肩透かしを喰らった思いです。
 普通現代ということを強調するならば都市を舞台とするでしょうに、古風で美しい町並みや下駄を履いた少女など、30年前の映画公開当時からしても昔を思わせる風景を演出していることが気になりました。また所々白黒にしているというのも。見ている間に時間・時代の感覚が狂ってきますね。上手い演出だと思います。
 冒険的なものを想像していたのに、シンプルな恋愛話に帰結するのは少し残念に思いましたが、結構現実とパラレルワールドを結びつける伏線が張られ、作り込まれているのがよくわかりました。
 少し気になったのは、棒読み台詞と、古くさい演出。自分からタイムスリップするシーンの演出は笑ってしまうほど古典的なもので驚きました。また残念ながらストーリーに没入できるということもありませんでした。
 一番の魅力は、やっぱり原田知世さんのアイドル性ですね。2013年ブレイクした女優・剛力彩芽に通じる顔立ちで、素敵な笑顔だなと思います。時代は少し下りますが、酒井法子さん、中山美穂さんら80年代アイドルで好きな人は何人もいますし(歌しか聞いたことがありませんが)、原田さんと同時期にブレイクした小泉今日子さんにもあまちゃんで興味を持ちました。結構好きなジャンルなのでありますが、
 それにしても、最後のエンドロール。劇中のシーンが再現された中で、原田さんがのびのびと歌っていらっしゃいます。シリアスなシーンでも笑顔で歌われているのが本当にシュール。現代では絶対にないような表現ですね。可愛さに目がいく前に笑ってしまいました。
 総じて、丁寧に作り込まれたところと乱雑なところが入り交じっている印象が否めません。結構作り込んでいるところも多いのですから、本当にもったいないです。
 また2010年版の映画も見てみたいです。主演女優は知りませんが、主題歌を好きなバンド・いきものがかりが歌っていたので覚えています。続編ということで、楽しみにしてます。
posted by みさと at 22:04| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月03日

従兄弟。ジェネレーションギャップ

 一昨日は、新年の挨拶ということで、大阪に住む母方の祖父母の家に行ってきました。普段あまり会わない叔父叔母や従弟妹と会えて良かったです。従弟妹は一番年上の子が小四で、一番下が生後半月。みんな元気いっぱいで、たくさん遊んで楽しかったです。久しぶりに赤ちゃんを抱っこして癒されました。小四の子とはチェスや囲碁を打ち合ったりもしました。後、クラブでおなじみのバルーンアートもやりました。

 何故かアイドルとかの話になって、「SPEED知ってる?」と聞いたら小二の従妹に知らないって言われました。他にもいくつか聞いてみたのですが、V6もKinKi Kidsもしらなくて、モーニング娘。は名前だけ知っているらしい。ジェネレーションギャップやなあ、と思いました。確かに、V6もモー娘。も、私が幼い頃に流行っていたのですから、彼らが知らなくて当たり前なのですが、やっぱりちょっとショックですね。しかし、尋ねたアイドルは、SPEED以外は現在も普通にオリコン一位を取っているグループばかり。SPEEDだって未だに現役ですし……。
 そうそう、祖父母と長男一家の暮らす家にキーボードの玩具があるのですが、それに入っている曲が、とっとこハム太郎、ハリケンジャー、中島美嘉、モー娘。、Kiroro、島谷ひとみ、志村けんと懐かしいラインナップ。一番上の子が生まれたときに買ったからこうなったのでしょうけど、少し皮肉な感じがします。

 小さい子らと遊ぶと、疲れますが、本当に楽しいです。従兄弟同士の中では、私がダントツで年上なので、自分より年齢が上の親戚とも遊びたいと思うときもあります。年上で年齢の割と近い親戚は、普段中々会えない「はとこ」や「いとこおじ」まで離れないといないので、寂しい限りです。
posted by みさと at 23:48| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月01日

年越しの言葉

 今年も、もう終わろうとしています。中学を卒業し、高校生活が始まった、この平成二十五年。思えば、何もなかったようで、結構いろんなことがありました。クラブにインターアクトを選んだのも、元々考えていなかったことですし、友人関係もクラス・クラブの変遷とともに随分変わりました(以前も似たようなことを書いた気もしますが)。
 色々趣味に打ち込めたような、打ち込めなかったような、また一生懸命勉強したような、結構サボったような、自分でも何やらよく分からないうちに年末を迎えてしまいました。成績も上がったのか、横ばいなのか、微妙なライン。ブログは結構サボっていました。人間関係は、去年より多少は上手くなった気がします。
 いやなこともあったけど、楽しいことも本当にたくさんありました。
 クラスのみんな、クラブの仲間たち、家族、地元の友達、お世話になった先生方、その他様々な形で知り合いお話しした方々、ブログを読んで下さっている皆さん、本当にありがとう御座いました。皆様にとっても、平成二十六年が良い年となりますように。

 いろいろ書いているあいだに新年を迎えてしまいました。明けましておめでとう御座います! 今年もよろしくお願いします。
posted by みさと at 00:12| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする