2012年01月31日

黒猫館の殺人

 綾辻行人さんの長編推理小説です。

あらすじ
 鮎田冬馬と言う老人から推理作家・鹿谷門実に連絡があった。自分は記憶喪失になっていて、過去の手がかりとなるのは手記のみ。だが、手記には恐るべき事件が書かれていると老人は言う。鹿谷は手記を元に事件を考え、老人の記憶を取り戻そうとする…。




 非常にダイナミックなトリックでした。所々違和感は感じていましたが、伏線だと見抜くことはできませんでした。真相を明かされて初めて仕掛けられた伏線が膨大な数だと言うことが分かりました。私が鈍感に過ぎるということか…。
 貴方もこの地球規模のトリックをお試しあれ。

評価:B
posted by みさと at 22:33| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(綾辻行人) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

八百八町夢日記第一話 娘たちを追って

八百八町夢日記 あらすじ
 処刑されたはずの鼠小僧次郎吉が生きている。これは北町奉行・榊原主計頭忠之の計らいで、次郎吉を隠密として働かせるためだ。奉行本人も浪人に変装し、世に跳梁跋扈する悪人の悪事を暴く!

第一話あらすじ
 榊原主計頭忠之は自殺しようとしていた男を救った。男は貧しい百姓で、年貢が払えなかった。年貢の為に娘を働きに出し、その給料の前払いをもらったがそれを追い剥ぎに盗られた。近頃、それよ同じような追い剥ぎ事件が多発している。仕事の仲介屋・山形屋が一枚噛んでいると思われるが…。




 遠山の金さんに少し似ている構成の作品です。どちらが面白いかと聞かれたら「遠山の金さん」と答えるでしょうが、これもそこそこ面白いです。
 お百姓さんとその娘さんの身なりの違いに違和感を覚えました。同郷、しかも親子なのに何故あれほど身なりが違うのだろう?
 お百姓役の人、泣く演技が上手です。これまで見た中で一番上手だったのではなかろうか。

評価:B
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2012年01月25日

心とろかすような マサの事件簿

 宮部みゆきさんの短編集です。収録作品は『心とろかすような』『てのひらの森の下』『白い騎士は歌う』『マサ、留守番する』『マサの弁明』です。

あらすじ
『心とろかすような』 俺はマサ。蓮見探偵事務所の飼い犬だ。コンビを組んでいる加代子、所長の浩一郎氏らとともに色々な依頼をこなしている。ある日、加代ちゃんの妹の糸ちゃんが知り合いの男・諸岡進也と朝帰りをした。本人らは不審な車と少女を見かけ、気がついたらホテルにいたと弁明する。俺の鼻は何やら犯罪の匂いを嗅ぎとるが…。

『てのひらの森の下』 早朝、俺と加代ちゃんはいつものように水上公園を散歩をしていた。散歩の途中、散歩仲間の藤実咲子と同行し、てのひらの森に入った。てのひらの森で、俺たちは倒れた、頭に血のようなものがついている男を見つけた。加代ちゃんは脈がないと診断したが、俺の鼻は血のにおいを嗅ぎ取らなかった…。

『白い騎士は歌う』 蓮見探偵事務所に二十代くらいの女性が依頼にやってきた。依頼人・宇野友恵は殺人事件の容疑で指名手配されている弟の容疑を晴らしてほしいと言うが…。

『マサ、留守番する』 蓮見探偵事務所の面々が社員旅行に出かけた。俺は留守番。近所の小早川純子という女に世話をされることになった。留守番一日目の朝、謎の足音が蓮見探偵事務所の前に子兎を置いて行った。このどこにでもあるような事件が、殺人事件に繋がる…。

『マサの弁明』 宮部みゆきという作家から依頼が来た。依頼は、仕事場の外の通路を、誰かがつっかけをはいて歩いて行く。外を見ても誰もいない。その正体を突き止めてほしい、というものであった。




 人死にも所々ありますが、宮部氏らしいほんわかとしたものが多いです。さすが直木賞作家と言いますか…。
 『心とろかすような』は中々面白い謎。物語としては一番面白かったです。
 『てのひらの森の下』これも中々そそる謎です。トリックを楽しみたいのならこれが一番。
 『白い騎士は歌う』可哀想な物語です。世界の非情さよ…。
 『マサ、留守番する』この短編集の中で一番良いと思った作品です。ボリュームもたっぷり、深いストーリー、そしてメッセージ性…。本当に色々と考えさせる作品です。
 『マサの弁明』あとがきを読むまで半分実話だと信じてしまった…。こういう所に作者と同名の人物を出すとネタとしか思えませんよ…。

評価:AA
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2012年01月21日

江戸の牙第二話 戦慄! 蛇目傘の女

第二話あらすじ
 遊郭の町で男が殺された。本所方の間兵助は殺された男と、それを誘う遊女を目撃していた。
 この事件、勘定奉行や米問屋たちの陰謀と関わりがあった。遊郭の事件の犯人の女は役人に恨みがあるようだが…。




 一話を見て気に入った江戸の牙。これまで見たどの時代劇よりも面白かったです(と言っても、殆ど必殺シリーズしか見ていないのですが)。
 何が良いと言ってまず殺陣ですね。格好良い前口上で登場し(必殺は前口上があるものが少ないので新鮮です)、下っ端を蹴散らし、そして最後に親玉を。時代劇の定番ですが、それでもこんなに面白い。
 この第二話も人情劇を怠らず書いていて、ケチのつけどころのない名作でした。

評価:B
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江戸の牙第一話 炎上! 赤馬を斬れ

江戸の牙 あらすじ
 天保年間、世界でも有数の都市となった江戸。その治安を守るため設立された秘密捜査・暗殺機関の「江戸の牙」。表の顔は八丁堀からも蔑視されている町奉行配下の本所方。
剣 精四郎、大熊伝十郎、金丸半兵衛、間 兵助の四人が江戸の牙として悪を斬る!

第一話あらすじ
 近頃、江戸で不審火が続発する。そんな時分、材木の値段が高騰する。不審火は材木屋と関わりがあるようだが…。




 久しぶりに見た時代劇です。一目惚れ、とでも言いますか。少し見てこれは良い、と思いました。
 シリアスな剣・伝十郎の他に、少し間抜けな金丸・兵助が登場するのが気に入っています。殺陣のシーンでも二人が結構活躍しているのが斬新でした。

評価:A
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2012年01月20日

たたり

 シャーリイ・ジャクスン氏著、渡辺庸子氏訳の怪奇小説です。

あらすじ
 ジョン・モンタギュー博士の心霊調査により、「丘の屋敷」にエレーナ・ヴァンス、セオドラ、ルーク・サンダースンの三人が集められた。博士らの予想通り、「丘の屋敷」は怪異を起こし、四人の関係に傷をつける。怪異が続き、彼らは精神的に疲労し、そして…。




 超常現象も起こりますが、この物語で怖いのはそこではありません。
 物語の世界では、度々存在感のある「屋敷」が出てきます。この物語も屋敷が恐怖の対象。段々屋敷に侵され、おかしくなっていくエレーナを見ていると、不安を感じ、さらにそれが恐怖に変わります。本当に恐ろしい。
 人はやはり「家」に影響されるのでしょうね。現実の世界に生きる我々も、ひょっとすると「家」に影響されているのかも知れません。

評価:B
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2012年01月16日

11月13日 ライフ三郷店閉店 (三郷町)

 相も変わらず、古い話題で申し訳ありません。店跡がどうなるか、動向を見守っていたらいつの間にか二ヶ月も経っていました。しばらく変化は無いようなので、今更ですが、記事にします。


 さて、11月20日、いつものように自転車でライフ三郷店の前を通ったのですが…

 いつも目立つライフの看板が取り外されていました。怪訝に思い、近づいてみると11月13日閉店のお知らせが張ってありました。あまりにも驚いたのでしばらく自転車の上で呆然としていました。
 というのも、閉店の一週間前の11月6日、ライフ三郷店の前を通りかかり、写真まで撮っていたのに気づかなかったからです。11月13日は所用でサイクリングをしませんでした。今となっては本当に残念に思います。
 買い物をしたことは数えるほどしかありませんが、やはり自分の知っているスーパーが閉まるのは本当に悲しいです。

 今日は私が撮ったライフ三郷店の写真を、撮影日順に掲示します。




 平成22年3月28日
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 平成23年11月6日
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 平成23年11月20日
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 追記 H24年3月25日
  エーコープがライフ三郷店跡に入るそうです。


 続きの記事
 ・エーコープ三郷店開店!


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posted by みさと at 12:00| 大阪 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 地域情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

自転車紀行 亀ノ瀬と地辷り 王寺〜堅上〜堅下

 この日は知り合いを連れてまず王寺駅まで行き、付近のマクドナルド(斑鳩町稲葉西)で昼食、そこからサイクリングをスタート。最後に二時間半かかったと書いていますが地図を見ながら細い道を行きましたので。迷わなければ一時間から二時間で行けると思います。

 まずは王寺駅に戻り、三郷町の方面へ。青い橋を渡って三郷町につくと、今度は柏原市の方に向かいます。

平地から山道に入ると柏原市大字峠。この写真は柏原市から三郷町立野南方面を向いて撮ったものです。
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 山道を登って行くと、峠八幡神社に。何度か通ったことがある神社ですが、いつもひっそりとしています。道は峠八幡の側を通って河内堅上駅付近に続きますが、我々は脇道(写真右)にそれて雁多尾畑方面へ。
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 亀ノ瀬付近は土砂崩れ多発地帯で、現在対策工事がされています。
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 工事現場の側を通り、雁多尾畑の集落へ向かいます。しばらく進むと、府道183号線・本堂高井田線につきあたります。このあたりは殆ど自転車を押して進みました。183号線からは、奈良盆地が奇麗に見えました。しばらく府道を登り、本堂方面へ。
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 適当なところで折り返し、府道を下り雁多尾畑へ。雁多尾畑の集落内は中々家が密集していました。
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 集落を抜け、横尾に向かいます。途中に、「どんどう不動」というお堂があり、側には小振りな「どんどの滝」がありました。どんどの滝は写りが悪かった為、後日再訪した時に撮った写真を使っています。
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 横尾・生津集落に到着。集落の少し先・工事現場横の自動販売機でスポーツドリンクを購入し、先に進みます。横尾が高尾山の裏だということがよく分かりました。
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 高尾山の自動車道を走って堅下に下ります。自動車道からは大阪平野が一望できました。
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 角度を変えて。藤井寺の古墳群が目立ちますね。
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 堅下に下りると、万代柏原大県店によってから帰路につきました。写真は撮っていないので、別の機会に行ったものを流用。
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 所要時間:片道約二時間半
 ルート:マクドナルド25号斑鳩店_王寺駅_三郷駅_峠八幡神社_北上路_雁多尾畑集落_どんどの滝_横尾集落_生津集落_高尾山かしわらぶどう看板_万代柏原大県店

 通過市区町村  合計:1市(2郡)3町
 奈良県:生駒郡斑鳩町・同郡三郷町・北葛城郡王寺町
 大阪府:柏原市
posted by みさと at 10:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日帰りの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月13日

生首に聞いてみろ

 法月綸太郎さんの長編推理小説です。

あらすじ
 有名な彫刻家にしてエッセイスト・川島伊作が病死する直前、推理作家・法月綸太郎は伊作の娘・江知佳と伊作の弟・川島敦志と会っていた。そこから綸太郎も彼の死と関わることになる。彼が死んだ後、死ぬ直前に作り上げた、江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られているのに遺族達は気がついた。これは江知佳への殺人予告なのか、と皆は心配するが…。




 あっさりと謎が暴かれたと思ったらそれが別の謎を隠蔽したり、謎が解けたと思った事件がまた二転三転したり…。面白いほど物語の意味が変わっていきます。とにかく緻密なロジックに驚かされました。
 物語にも深みがあり、中々楽しめました。どちらかというとトリックに重きを置いた作品ですが、退屈することが全くありませんでした。
 難を言えば文章の地味さと淡白さですが、それを補ってあまりある論理・物語。本当に良い作品でした。

評価:A
posted by みさと at 22:40| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(法月綸太郎) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新学期

 1月10日より、学校が始まりました。折角できた宿題を家に忘れるというミスはやらかしましたが、翌日それを提出し、晴れ晴れとした気分で新学期に臨んでいます。


 さて、新学期そうそうですが、明日と16日は学校の入試日で生徒は休み。
 当初は次の日曜日、伯父伯母と二上山に登りに行く予定でしたが、伯父の都合で翌週か翌々週に延期になりました。三連休、ずっと家で過ごすのは侘しいと思っていたところに友人からの誘いがあったので、それに行くことにしました。
posted by みさと at 22:36| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする