2011年09月30日

狐笛のかなた

 上橋菜穂子さんのファンタジー小説です。

あらすじ
 「聞き耳」の力を母から受け継いだ少女・小夜。彼女はある日、猟犬に追われる子狐を助けたが、それはこの世と神の世の「あわい」に住む野火と言う霊狐であった。更にそのことをきっかけに出会った少年・小春丸。
国同士の争いに運命を翻弄される三人。その結末とは…?




 初めてのファンタジー小説です。これまでファンタジー小説は喰わず嫌いでしたが、妹が是非、と言うので読みました。読んでみるとそれなりに面白く、ジュブナイルと言うこともあって割と早く読み終えることができました。
 ファンタジーと言うのは欧米のイメージがあったのですが、これは和風だったので少し驚きました。
 暗くなりがちの物語ですが、ラストを上手くすっきりとまとめてありますね。作者の腕が窺えます。

評価:B
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2011年09月26日

水車館の殺人

 綾辻行人さんの本格推理小説です。

あらすじ
 古城のような形をした邸・水車館には仮面を被った車椅子の主人と、彼の妻の、全てを閉ざした美少女が住んでいる。その邸では一年前に殺人事件が起こっていた。
 例年やってくるうさん臭い客達。今年は彼らだけでなく、島田潔と言うミステリマニアがやってきた。全ての客が集まったとき、二度目の惨劇の幕が開く…。




 「迷路館」でも「十角館」でも作者の腕に翻弄された私。今回も翻弄されました。
 人間ドラマは並かそれ以下ですが、本当に素晴らしいトリックが使われた作品です。綾辻さんの作品はどのトリックも上手で飽きません。特に叙述トリックが上手いですね。
 「館シリーズ」、これからも続けて読む価値はありそうです。

評価:B
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2011年09月25日

柏原駅の四季 (柏原市)

 時々柏原駅西口付近、スーパー栄吉前で写真を撮っています。こう並べてみると、四季の移り変わりがよく分かりますね。写真に写っている桜の木が季節感を強調しています。
 変わっていくのは桜の木だけではありません。春にはなかった草が夏には生い茂っていたり、旧ダイエー柏原店の取り壊しが進んでいたり。同じ場所を、時間を空けて繰り返し撮影するのも面白いものですね。
 ちなみに、一番下の写真は本日撮影しました。


 H22年秋 11月
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 H23年冬 2月
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 H23年春 3月
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 H23年春 4月
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 H23年夏 8月
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 H23年秋 9月
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2011年09月21日

滋賀県城めぐりの旅 〜小谷城・長浜城・彦根城〜

 8月10日、小学校の頃の友達と一緒に関西1dayパスを使って小谷城を見に行きました。本当は18切符を使いたかったのですが、二人だけだったので1dayパスにしました。

 まず大和路線、環状線、東海道線、北陸本線を乗り継いで長浜駅へ。
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 駅前の羽柴秀吉・石田三成像
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 江・浅井三姉妹博覧会共通券・博覧会バスの券のセットを買ってから徒歩で歴史ドラマ館へ。大河ドラマの歴史が書かれていました。司馬遼の『義経』もドラマになったことがあると初めて知りました。 ちなみに私も友人も今年の大河ドラマは見ていません。
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 歴史ドラマ館を去ると、駅前の平和堂で弁当を買いました。買い物を終えるとバスに乗り、小谷・江のふるさと館へ行きました。
 そこも見終わると、今回のメイン・小谷城跡に登ります。麓から直接番所跡まで行くバスがあったのですが、値段が五百円と相当高いので徒歩で登りました。

 登山口からあっと言う間に出丸に着きました。
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 その先すぐに、展望が開けたところがあったので少し休憩しました。
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 再び歩き始めます。ちなみに、道はこんな感じです。
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 しばらく登ると、番所跡に到着。この先がバス乗り場となっています。
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 その先は見晴らしの良い所が複数あったので、その度にシャッターを切りました。伊吹山や竹生島も見えました。
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 道の所々にこの山城があった当時の遺跡が残っていました。
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 すれ違う人と挨拶をしたり、道ばたで休憩している人に「元気やなぁ」などと言われたりしながら、大広間跡へ向けて更に登りました。

 大広間に着いた後、本丸跡を見、更にその先の堀まで行きました。本当はもう少し登りたかったのですが、時間が許さず、断念しました。
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 そして大広間跡で昼食を摂り、下山しました。サンダルで来ていたせいか、下っている途中に友人の足がつってしまい、難儀しました。ちなみに私は普通の運動靴で登りました。私も友人もトレッキングシューズを持っているのですが、二人とも履いてくるのを忘れていました。




 下山した跡はまたバスに乗り、浅井・江のドラマ館によってから駅へ戻りました。
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 続いて駅から徒歩で長浜城へ。
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 長浜城の最上階から琵琶湖の写真を撮りました。
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 まだ飽き足らず、今度は列車に乗って彦根城へ。時間が遅かったので庭園鑑賞は出来ませんでした。
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 そして帰路へ。

 おまけ 鉄道ネタが皆無と言うのも寂しいので

 彦根駅での列車待ち時間に撮った近江鉄道820系。
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2011年09月18日

山椒大夫・高瀬舟

 森鴎外さんの短編集です。収録作品『杯』『普請中』『カズイスチカ』『妄想』『百物語』『興津弥五右衛門の遺書』『護持院原の敵討』『山椒大夫』『二人の友』『最後の一句』『高瀬舟』です。

あらすじ
『杯』 七人の娘が大きな銀の杯を用い、泉から水を飲んでいた。そこに外国人の娘がやって来て、水を飲もうとするが…。

『普請中』 渡辺参事官は知り合いの外人女性を普請中のホテルで歓待する…。

『カズイスチカ』 花房医学士は卒業する前から父の元で代診の真似事をしていた。腫瘍が出来たと言う女性を診療するが…。




 途中までしか読んでいません(H23.9.18時点で『カズイスチカ』迄)。物語自体は嫌ではないのですが、文章が好きになれません。文章中に頻繁に仏語を入れる、というのはちょっとね…。一々註釈を見なければなりません。 『カズイスチカ』など、普通の文章なら喜んで読むのでしょうが。
 読むのが苦痛と感じたのも久しぶりです。『妄想』を読書中、註釈を見ながら読むのに耐えられなくなって読むのを止めました。現在は口直しに綾辻行人さんの『水車館の殺人』を読んでいます。『山椒大夫・高瀬舟』の続きはまたその後で読むつもりです。
posted by みさと at 22:54| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(その他の著者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月16日

法月綸太郎の冒険

 法月綸太郎さんの短編集です。収録作品は『死刑囚パズル』『黒衣の家』『カニバリズム小論』『切り裂き魔』『緑の扉は危険』『土曜日の本』『過ぎにし薔薇は……』

あらすじ
『死刑囚パズル』 死刑囚・有明省二が死刑執行の直前に毒殺された。刑務所は大事にしないため、警視・法月貞雄とその息子の作家・法月綸太郎に非公式調査を依頼する…。

『黒衣の家』 当麻規介の死の直後、彼の妻の佐代が毒殺された。彼女が殺された訳とは…?

『カニバリズム小論』 私の元に法月綸太郎が尋ねて来た。彼が話題に出したのは大久保信という共通の知人の話だった。大久保は恋人を殺し、その肉を喰らったそうだが…。

『切り裂き魔』 図書館の蔵書の、最初の1頁だけが切り裂かれているのだ。司書・沢田穂波は法月綸太郎と共に犯人を見つけ出し、理由を聞こうとする。

『緑の扉は危険』 図書館に本を寄贈すると言った人物が死亡した。彼は密室の中で死亡したため、自殺だと思われたが…。

『土曜日の本』 図書館利用者で書店員が、謎の男を目撃する。彼は毎週土曜日に50円玉20枚を両替して帰るそうだ。図書館に入り浸っている法月綸太郎はその話を聞き、興味を持つ。それは、彼が「50円玉20枚の謎」という企画に参加しているからであった…。

『過ぎにし薔薇は……』 装丁家の本間志織は失読症になってしまった。だが、彼女は毎日のように図書館を巡っている。その訳とは何か。法月綸太郎は謎に挑む。



 前半三作のホワイダニットは、どれも面白かったです。
 『黒衣の家』の真相は特に意外で、更に恐ろしかったです。これほど恐ろしい動機も珍しいでしょう。
 後半四作は連作集です。
 『土曜日の本』の蟻塚ヴァリスや時村薫などの、実在作家をもじった名前に笑いました。楽屋落ちと言った感は拭えませんが、中々楽しめました。

評価:B
posted by みさと at 22:24| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(法月綸太郎) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

文化祭に向けて

 地歴部で、私達二年生の班と三年生・一年生の班に分かれて文化祭の展示物の準備をしています。作っているのは普段の地歴部新聞を大きくしたようなものです。
 私達は「発電とエネルギー」について調べました。風力発電や地熱発電のデメリットなど、調べてみて初めて知ったことも沢山ありました。
posted by みさと at 20:41| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

江戸川乱歩傑作選

 江戸川乱歩さんの短編集です。収録作品は『二銭銅貨』『二廃人』『D坂の殺人事件』『心理試験』『赤い部屋』『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』です。

あらすじ
『二銭銅貨』 紳士盗賊と呼ばれている泥棒が逮捕された。だが、彼が盗んだ五千円(註 現代の二千万円ほど)は未だに発見されていない。私の友人の松村武はその五千円のありかが分かったと言うが…。

『二廃人』 温泉で知り合った井原氏と斎藤氏。お互いに過去の辛い話を語り合う。井原氏が話したのは夢遊病を患っていた自分が引き起こした昔の過ちであった。それを聞いて斎藤氏は…。

『D坂の殺人事件』 私と明智小五郎は古本屋にて、そこの細君が死亡しているのを発見した。小林刑事を始とする警察が調査しても事件は解決しない。しかし、私は独自の結論を導きだした。それを明智小五郎に打ち明けるが、彼の反応は…。

『心理試験』 蕗屋清一郎は、斎藤勇に教えられ、ある金持ちの老婆の、金の隠し場所を知る。そして、それを盗み出し、且つ警察に捕まらない方法を考え、それを実行に移した。事は順調に進み、無事金を手に入れる事が出来ると思われたが…。

『赤い部屋』 普通のことでは退屈を紛らわすことが出来ない人々が集まって結成された集会「赤い部屋」。新入会員のT氏は己の体験談を会員達に対して話し始める。その体験談は、法律に触れずに犯した数々の殺人であった…。

『屋根裏の散歩者』 郷田三郎は新築長屋の屋根裏に行ける事に気がついた。それから彼は憑かれたように屋根裏を散歩するようになり、他の住人の生活を覗くようになった。そして、散歩を続けている内に、彼の頭に恐ろしい考えが浮かんだ。

『人間椅子』 佳子の元に一通の手紙が届いた。その手紙には、椅子の中に潜む男の物語が書かれていた…。

『鏡地獄』 彼は鏡を利用した道具で私を何度も驚かせ、更に全面鏡張りの部屋を作るほどの鏡好きであった。彼の鏡好きは時を経る毎に度を増し、それと同時に彼は段々弱っていった…。

『芋虫』 四肢を失い、視覚と触覚を除く五感を失った須永中尉。彼女の妻・時子は彼の世話を熱心にしていたが、いつの頃からか彼を大きな生きた玩具として見るようになってしまった…。




 初めて読んだ大人ものの乱歩作品です。同じ作家があのジュブナイルを書いたとは思えないほど変わった作品でした。
 『二銭銅貨』『心理試験』はジュブナイル版を読んだ事があり、内容を知っていました。
 『赤い部屋』『人間椅子』の内容はどこか似通っていますね。江戸川乱歩さんの作品には似たような作品が多い気がします。数年前に読んだジュブナイルにも、同じネタの使い回しと思しき小説が数作あったと思います。
 『芋虫』は読むのが本当に辛かった…。かなりの量のグロテスクな描写がありました。
 ベストは『人間椅子』です。読むと椅子に座るのが怖くなります。

評価:B
posted by みさと at 19:23| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(その他の著者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

さよならドビュッシー

 中山七里さんの長編推理小説です。

あらすじ
 ピアニストを目指すあたしは、祖父と従姉妹とともに火事に遭った。あたし一人だけ、辛くも一命を取り留めたが、全身大火傷の重傷を負う。それでもあたしはピアニストの夢を諦めず、コンクール優勝を目指してリハビリとレッスンに励む。しかし、あたしの身の回りで悪戯とは思えないような不吉な出来事が起こり、さらには殺人事件まで発生する…。




 推理小説と言いつつ、それ以外の要素がかなり多い小説でした。闘傷記、青春、音楽…。一時はミステリであることさえ忘れていました。演奏中の場面の描写の仕方が上手です。ついつい引き込まれてしまいました。
 しかしながら、トリックは今ひとつといった感がありますね。真相は意外と言えば意外ですが、ちょっと苦しいかな、と思いました。
 この小説はミステリとしてあまり期待せず、青春・音楽小説として読んだ方が良いと思います。

評価:B
posted by みさと at 22:24| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(その他の著者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

大回り其の八・九

 今日は二回分の大回りの記録を公開します。ルートは二回とも同じで、最寄り駅→久宝寺→天王寺→大阪→京都→草津→柘植→加茂→奈良→王寺です。




 三月二十二日分 写真を公開しないまま、いつの間にか半年近く経ってしまいました。

 103系 久宝寺駅にて
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 113系 草津駅にて
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 キハ120形 加茂駅にて 300番台トップナンバーです。
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 八月八日分

 謎の車輌 草津駅にて  詳細不明です。遊園地にありそうなものですが、何故こんな所に…?
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 113系末期色 柘植駅にて
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 関西本線風景
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posted by みさと at 20:03| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする