2011年05月31日

鉄道ファンの書斎リンクバナー

新しいリンクバナーを作成しました。
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ブログ名変更の際に載せたリンクバナーをもう一度載せます。
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また少しずつ作り足していくと思います。次回は本がテーマのリンクバナーを作る予定です。
posted by みさと at 22:40| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リンクバナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

頼子のために

 法月綸太郎さんの長編推理小説です。

あらすじ
 高校生の娘を殺された父親は、ー警察の捜査は信用ならないから、犯人を殺して自分も死ぬーという手記を書き残して自殺しようとした。その手記による推理にも、警察の捜査にもおかしい所が有る。手記を読み、そう感じた推理作家・法月綸太郎は事件の真相に挑む…。




 裏表紙のあらすじを読まずに読み始めたので、最初は『さまよう刃』のような展開かと思っていました。第一部が終わった辺りで真相は別に有るのか、と気付き、第三部でようやく「これって法月綸太郎シリーズだったのか」と気づきました。法月綸太郎シリーズは、いや、本格推理小説自体久しぶりです。この作品は、とにかく推理!という展開ではないので他の法月さんの作品よりは一般受けしやすいと思います。
 この作品の夫婦と親子の愛憎劇は本当に恐ろしく、読後の後味が悪いです。

評価:B
posted by みさと at 15:57| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(法月綸太郎) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

麦の海に沈む果実

 恩田陸さんの長編学園小説です。

あらすじ
 二月の終わりに、記憶を失った少女・理瀬は全寮制の学園に転校してきた。その学校には、三月以外の転入生は破滅をもたらすとの言い伝えがあった。学校には生活を共に行う「ファミリー」というものがある。理瀬が入ったファミリーは一年の間に二人も行方不明者が出たという曰く付きのファミリーであった。
 理瀬が記憶を失った理由は学園にある…。




 以前記事に書いた『三月は深き紅の淵を』の第四章には、この小説の断片が多く含まれています。私は『三月は深き紅の淵を』を先に読んだ為、本作を読む前からある程度内容を知っていました。多少そちらでネタバレがあったのですが、きちんと楽しむことができました。 また、『三月は深き紅の淵を』の作中作の『三月は深き紅の淵を』の第三部『アイネ・クライネ・ナハムトジーク』の中に、『麦の海に沈む果実』の登場人物が出てきたということも、現実の『三月は深き紅の淵を』に書かれています。
 この作品は、なんというか、恋愛小説(読んだ事はないのですが。)のような雰囲気もある小説でした。理瀬・黎二・ヨハンの人間関係が上手に書かれていました。しかし、終章での理瀬の変貌は恋愛小説には書かれないでしょうね。
 この作品には解かれていない謎がそれなりに多くありました。『ユージニア』もそうだったので、恩田陸さんはこういうのが好きなのかな、と思いました。

評価:B
posted by みさと at 17:35| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(恩田陸) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月22日

道明寺線撮影記

 今日は雨が上がった後、自転車で道明寺線の撮影に向かいました。


 まず柏原〜柏原南口で撮影しました。
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 移動して、柏原南口〜道明寺の橋を走行中の列車を撮影。
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 堤防を走って国分へ
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 国分からもう一度柏原南口駅付近に戻って撮影。
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 最初の場所に戻ってもう一度同じ構図にチャレンジ。
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 最後に柏原駅に停車中の車輌を撮影し、撤収。
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posted by みさと at 17:30| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

阪急電車

 有川浩さんの連作集です。

あらすじ
 普段の乗っている列車にあふれるドラマ。行きずりの人とのかかわり合い。そんな所に目をつけた有川浩の秀作。




 作者がライトノベル作家ということもあり、テンポが良く、すぐに読み終える事が出来ました。本を読んでいると、恋愛要素やミリタリー要素が多い点や、野草について書かれているという事など、作者の趣味が反映されていることがよく分かりました。
 日常に有りそうな話、と言われているそうですが、二、三本の列車に恋の始まりやら恋の終焉やらがこんなに多くはないでしょう。やはり物語は物語ですね。現実に有りそうも無い推理小説をよく読んでいる私でさえ、そう考えてしまいます。
 また、映画のクオリティがそれなりに高い事もあり、映画と比べてもそんなに良い小説ではない気がします。ただ、小説の方が作者が伝えたかったと思われる事はよく伝わってきました。
 悪い小説では無いですが、もう一度読みたいと思える物ではないです。私はそうではありませんが、こういう小説が好きな人は本当に好きだと思います。

評価:C
posted by みさと at 13:25| 奈良 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(その他の著者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月21日

三月は深き紅の淵を

恩田陸さんの四部作です。

あらすじ
第一章『待っている人々』 鮫島巧一は、会社の会長の家に、二泊三日の招待を受けた。会長の家にいた人たちから、この家に有るはずなのにいつまでたっても見つからない本『三月は深き紅の淵を』の話を聞く。その本はたった一人に一晩だけ貸す事が出来るという。本の在処は…?

第二章『出雲夜想曲』 女性編集者・隆子と朱音の二人は、出雲へ旅行に出かける。『三月は深き紅の淵を』という誰が書いたか分からない本の作者の見当がついた為である。 二人は寝台列車の中で、『三月は深き紅の淵を』についての感想や著者に関する自分の意見を述べあうのであった。本当の作者は…?

第三章『虹と雲と鳥と』 城下町の城址公園で二人の女子高生・美沙緒と祥子が転落死した。美沙緒の友人は、祥子が美沙緒を殺したのだと言い、祥子の友人は美沙緒が祥子を殺したのだと言う。自殺した二人の関係は…? 二人の思いとは…?

第四章『回転木馬』 主人公が小説を書こうとする物語。話の随所に幾つかの別の物語の断片が挟まれる。




架空の『三月は深き紅の淵を』のデータ
・作者は不明
・所有者はたった一人に一晩だけ貸せる。
・ごく一部の出版関係者とごく親しい人にしか配られなかった。
・謎の男が世間に出た『三月は深き紅の淵を』の多くを回収した。
・世間には本の一部のコピーやダイジェスト版が出回っている。




 一冊の本を巡る四部作です。その架空の本も『三月は深き紅の淵を』という題名の四部作で、一章は『黒と茶の幻想』、二章は『冬の湖』、三章は『アイネ・クライネ・ナハムトジーク』、四章は『鳩笛』というタイトルです。サブタイトルは一章『風の話』、二章は『夜の話』、三章は『血の話』、四章は『時の話』です。二章〜四章のサブタイトルは現実の『三月は深き紅の淵を』にも使えそうです。四章は話の流れも現実の物と架空の物とで似ています。
 この作品は本当にややこしいです。特に四章です。物語は現実の『三月は深き紅の淵を』の第四章を書き始めるところから始まるのですが、架空の『三月は深き紅の淵を』の第一章を書き始めるところで終わります。間には幾つもの物語の断片が…。
 とにかくややこしい作品なのに、読むのが億劫にならなかったのはこの本にどこか魅力があるからなのでしょうね。

評価:B
posted by みさと at 23:05| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(恩田陸) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

ブログ名変更

 本日、ブログ名を「旅と日記と自作小説と」から「鉄道ファンの書斎」に変更しました。
 お手数をおかけいたしますが、相互リンク先の方は、修正をお願いします。


 新バナー 後ほどいくつか作り足します。
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posted by みさと at 23:22| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 更新履歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月17日

中間試験開始

 今日から金曜日まで中間試験です。ブログの更新頻度は多少下がると思います。
 今日は英語・国語の試験でした。どちらもまあまあの出来でした。今回は、知識問題が駄目だと思っていましたが、国語も英語も思ったより解けました。国語の読解や英語の発音問題に少し不安は残りますが。

 さて、試験後の土曜日は試験休みで、友人達と神戸へ行ってきます。まだ予定を立てていないので急がないといけません。試験中なのに…。ちなみに、こんな多忙な状況なのに、読書は普段通り続けています。今読んでいる本は、恩田陸さんの『三月は深き紅の淵に』です。
日曜日は道明寺線撮影に行ってきます。場所は柏原駅と、柏原南口駅界隈の河原です。
posted by みさと at 22:07| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月14日

六番目の小夜子

 恩田陸さんのデビュー作です。

あらすじ
 とある高校には、十数年前から奇妙な風習があった。三年に一度、見えざる手によって「サヨコ」が選ばれ、「サヨコ」がいくつかの使命を果たすのだ。今年は、六番目の「サヨコ」が誕生する年だった。そんな年に、津村沙世子という謎めいた美しい転校生がやってきた…。




 人の心情が上手に書かれている、中々の良作です。
 この作品の一番の読みどころは、学園祭のシーンです。何が起こるのか、とドキドキしてしまいました。
 また、この小説は恋愛小説としても楽しめると思います。私はきちんとした恋愛小説を読んだ事がないので、そういう面での評価はしにくいのですが。
 この作品の外伝が「図書室の海」に収録されています。私はそちらの方を先に読みました。

評価:A
posted by みさと at 19:10| 奈良 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(恩田陸) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

レベル7

 宮部みゆきさんの長編小説です。

あらすじ
 とあるマンションで、二人の男女が目を覚ます。二人は、何故か記憶を失っていた。隣人の助けを借り、二人は自分たちが何者かを調べ始める。
 同時期、「レベル7まで行ったら戻れない」と謎の言葉を残して少女が失踪した。友人の女性は、父親、娘と共に少女を探し始める。
 二つの追跡行はやがて交錯し、ある事件へと関係者を導く…。





 主に記憶をなくした男性と、友人の少女が失踪した女性の二人が視点となっています。視点の切り替えが上手です。
 途中から、誰が主人公達の味方か、敵か分からなくなってきます。事件の謎が全て解けるシーンは、一気に読んでしまいました。前半よりも、後半の方がミステリらしく、面白いです。

評価:B
posted by みさと at 21:12| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(宮部みゆき) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする